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ニコン AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED

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赤城耕一アサヒカメラ#試用レポート

AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED

AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED


フルサイズ対応大口径広角レンズ

 同じ焦点距離と開放F値のレンズは過去にも存在した。AI AF Nikkor28㎜ F1.4Dだ。8群11枚構成で精研削非球面レンズを採用した高級レンズとして有名だが、製造本数も少なく製産終了になった今では、描写特性が神話化されている。筆者は今でも使用しているが、特別な高性能のレンズというより、F1.4の大口径28ミリレンズの個性ある描写は魅力だが、さすがに古臭さは否めない。

 今回の28ミリは11群14枚構成で非球面レンズ3枚に加えてEDガラスを2枚使用していることからもわかるように、より高品質なデジタル写真作成に向けて、各種の収差補正に向けて大きな改良が加えられている。

 旧レンズと比較すると、一回り大きくなったものの、絞り開放でも画面全体の均質性の高い描写で、周辺光量の低下が小さくなっていることが特徴だ。天体観測などには重宝するレンズだろうが、開放絞りで至近距離撮影時の浅い被写界深度を生かすことで、ポートレートや静物撮影にも広角レンズならではの独自の雰囲気を生かせるだろう。

兄妹。至近距離で絞り開放の描写。室内のミックス光下による撮影。合焦点はしっかりとシャープに描写。前後のボケ味もクセがない。2代目だけあって手練(てだ) れた仕事。名玉とはまさにこれである●D810・AE(絞りf1.4・160分の1秒)・ISO800・AWB・RAW

兄妹。至近距離で絞り開放の描写。室内のミックス光下による撮影。合焦点はしっかりとシャープに描写。前後のボケ味もクセがない。2代目だけあって手練(てだ) れた仕事。名玉とはまさにこれである●D810・AE(絞りf1.4・160分の1秒)・ISO800・AWB・RAW



デザイン
同じ広角で開放F1.4の24ミリや35ミリと兄弟レンズとなるわけで鏡胴のデザインも似ている

使用感・操作感
最短撮影距離が旧レンズの0.35メートルから0.28メートルになり、使いやすい。MF時のトルク感も良好。ただし電磁絞りのEタイプなので使用できるボディーは最近のものに限定される

描写性
素晴らしい描写だ。設計に無理をしてF1.4の大口径にしたという感じは、みじんも感じさせない

◆赤城耕一

●焦点距離・F値:28ミリ・F1.4●レンズ構成:11群14枚(EDガラス2枚、非球面レンズ3枚)●画角:75°●最短撮影距離:0.28メートル●最大撮影倍率:0.17倍●フィルター径:φ77ミリ●大きさ・重さ:φ83.0×100.5ミリ・約645グラム●価格:26万6760円(実売24万300円)●URL:http://www.nikon-image.com/

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