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シグマ 135mm F1.8 DG HSM|Art

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135mm F1.8 DG HSM|Art

135mm F1.8 DG HSM|Art


高性能を狙った大口径中望遠レンズ

 その昔、交換レンズの三種の神器は28ミリと50ミリ、そして135ミリだった。特に135ミリは一眼レフユーザーにとって、次の一本となる代表的なものだったが、ズームレンズの台頭でそんなことは忘れていた。ただし、大口径の135ミリレンズとなると、今でも強い存在感を示している。大口径でも性能がよいものが多く、かつポートレートから風景まで万能的に使えるレンズだからだ。

 今回のシグマの135ミリは開放F1.8、同社の中でも光学性能を追求したArtラインに属し、スキのないつくりだ。性能面でも開放から驚きの高コントラストでシャープな写りだ。これだけ高性能だと浅い被写界深度がよりいっそう浅く感じられる。

 近距離撮影でベストのフォーカス位置を得るには撮影者もカメラのAF任せというわけにはいかない。慎重な撮影が望まれる。大きなレンズだが、高性能の大口径望遠が欲しいなら、選んで間違いのない一本だ。

至近距離で絞り開放。最良の合焦位置を探るのは難しい。合焦点は素晴らしいシャープネス。ただし、この条件では背景の葉のエッジのボケの輪郭が硬い。撮影距離や光線の問題だろうか●キヤノンEOS5D MarkIV・AE(絞りf1.8・640分の1秒)・ISO800・AWB・RAW

至近距離で絞り開放。最良の合焦位置を探るのは難しい。合焦点は素晴らしいシャープネス。ただし、この条件では背景の葉のエッジのボケの輪郭が硬い。撮影距離や光線の問題だろうか●キヤノンEOS5D MarkIV・AE(絞りf1.8・640分の1秒)・ISO800・AWB・RAW



デザイン
Artライン共通のブラックの高級感あるつくり。大きく重いが、威圧感を感じさせないまとめ方がうまい

使用感・操作感
フォーカスリングの幅が広くMFの操作性もよい。AFは高速だが、開放値近辺での撮影では肉眼で合焦を見極めたい

描写性
ストイックに感じるほどシャープなレンズで、昔の大口径望遠レンズのおっとりした描写傾向はない。軸上色収差もよく補正されている

◆赤城耕一

●焦点距離・F値:135ミリ・F1.8●レンズ構成:10群13枚(SLDガラス2枚、FLDガラス2枚)●画角:18.2°●最短撮影距離:87.5センチ●最大撮影倍率:1:5●フィルター径:φ82ミリ●マウント:シグマ用、ニコン用(電磁絞り)、キヤノン用●大きさ・重さ:φ91.4×114.9ミリ・1130グラム●価格:税別17万5000円(実売15万1200円)●URL:http://www.sigma-global.com/

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