今年のクリスマスは動画で記録
今年のクリスマスは動画で記録

 “恋人たちのもの”というイメージが強かった日本のクリスマスだが、今やその姿は様変わり。家族や友人と一緒に過ごしたり、はたまた「クリぼっち」だったり、クリスマスの多様化も進んでいる。

 せっかくの一日だからとビデオカメラをまわす人も多いだろうが、できあがった動画を見て、いまいちだったとがっかりした経験はないだろうか。これは、スマホなどのより手軽なカメラを使ったときも同じこと。どうやったら、後で見て楽しくなるような動画を撮ることができるのだろうか。

 子どもの成長記録を動画で残す「子育てビデオ」の制作会社「ピースオブライフ」の青木宏治さんによれば、「撮影中はできるだけカメラを動かさず、ズームも必要最低限に抑えるのがコツ」だという(ファーストクリスマスを動画に残そう!プロに聞いたビデオ撮影のコツ「出産準備サイト」より)。

 ついカメラを動かしたくなってしまうが、「動画は『画面の中で動いているものを撮る』というのが基本的な考え方」で、そのためには最初に「構図」を決めておくのが大事。そして、10秒以上は長回しせず、“カット割り”することをすすめる。カメラが1台しかないのに、テレビや映画のようにいろいろな構図で撮ることなんてできないと思うかもしれないが、新たな構図を考え、いったん撮影をやめ自分が動いて違う位置や角度から撮ればいい。同じ被写体でも「引いたり寄ったりはもちろん、正面から撮ったり横から撮ったりするとメリハリがつき、見ていて面白い映像となります」(青木さん)。

 クリスマスというと、室内でも屋外でも雰囲気の出る暗い場所での撮影もやってみたいところだが、青木さんは「『できるだけ明るく』が基本」と話す。それは単純に、明るい場所のほうが画質はきれいだから。マイナス要素はできるだけ排除するのが吉だ。

 ほかにもプロからのアドバイスはあるが、少し意識するだけでも今とは違う動画が撮れそうだ。後で何度も見たくなるような動画を目指して、今年のクリスマスの動画撮影にチャンレジしてみてはいかがだろうか。