ヌードの先端を常に切り開いきた沢渡朔と、近年この分野でも活躍著しい川島小鳥が撮り下ろした作品を収録。川上奈々美、川上ゆう、兎丸愛美と写真家たちとの瑞々しいフォトセッションに注目。
一方「昭和のヌード」というくくりに象徴される特集も。鬼才・一村哲也へのフォーカスをはじめ、知られざる昭和の芸術写真や明治時代に「横浜写真」として写されたヌード、19世紀フランスのダゲレオタイプなどによる写真草創期のヌード写真も数々紹介。さらに、みうらじゅんが貴重な「エロスクラップ」の真髄をつまびらかにしている。
[内容紹介]
沢渡朔 モスキート 川上奈々美
川島小鳥 夏のおわりのト短調 兎丸愛美
競演記念対談 沢渡朔×川島小鳥 写真の軽さ
沢渡朔×川上ゆう タブー
「撮る、撮られる」の本音対談 沢渡朔×川上ゆう 共犯関係
昭和のヌード
1章 一村哲也 写真集「COME UP」
インタビュー「像としてのヌード」 聞き手:上野修
2章 戦後ヌードのダイナミズム 文:上野修
石黒コレクションに見る明治のヌード写真から 横浜写真のまなざし 文:松田貴子
ダゲレオタイプから大衆のメディアへ ヌード写真の始まり 文:村上華子
マル秘公開!! みうらじゅんのエロスクラップ