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ライティング編 逆光時のレフ板の効果

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 被写体が太陽を背にしていたり、あるいは斜め後方などに位置している場合、「逆光」または「半逆光」の状態となって、被写体が暗く写ってしまう。そのような場合はレフ板を利用して、被写体を明るく起こすと効果的だ。
 

■逆光シーンでのレフ板による補助光の効果

レフ板なしで撮影

モデルの斜め後ろに太陽が位置する半逆光の状態。砂浜がレフの役割を果たしてある程度光が回っているが、それでもモデルが暗く写ってしまい、引き立たない。

レフ板を当てて撮影

レフ板をモデルの前方下に配して、陰になった顔や衣装などに光を補った。左のレフ板なしの作例と比べると、モデルの華やかさや存在感が引き立つ。
 
 一昔前のフィルム全盛期には、人物は逆光で撮るなとしばしば言われた。どのような状態で仕上がるか、予測が難しかったからだが、背面液晶ですぐに確認できる、デジタルカメラであれば、逆光写真にもどんどん挑戦したい。
 逆光での撮影は順光より難しいが、露出補正をし、背面液晶で確認すれば、適切な明るさの写真を得ることができる。順光に対する逆光や半逆光での写真の魅力は、光と陰がダイナミックに現れ、立体感や質感が強調されることだ。ポートレートの場合は、肌や髪を美しく表現できる。また、光源(太陽の光)が直接目に入らないために、モデルもまぶしくなく自然な表情が引き出される。
 逆光の撮影で注意したいのは、陰が強く出たり、晴天だとやはり陰の部分で青かぶりをしてしまったりすることだ。顔が暗いと表情が冴えないし、また作例でも変化がわかるように白い衣装に青かぶりが生じている。
 それらが気になる場合は、レフ板やストロボを使って陰になる部分を明るく起こそう。上右の作例は白い丸レフを使って陰を起こし、撮影したものだ。露出補正で明るくすることもできるが、その補正が強すぎると、被写体と背景との明るさのバランスや色調が崩れやすい。レフ板で補助光を当てたほうが、明るさや、明るくする部分を調整できるし、また色の再現性も高くなる。

 作例写真のメイキングムービー
 画像をクリックすると動画が再生されます。
 
 動画:レフ板効果の有無
 画像をクリックすると動画が再生されます。

写真・文:関川真佐夫
モデル:坂本茉奈美 (magna)


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