鉄道写真の撮影では崖を登ったり、膝まで積もった雪の中を歩いたりするので軽い機材がいいという。18~55ミリF3.5~5.6をつけたニコンD90に、右は望遠ズームの55~200ミリF4~5.6。標準域で撮ることが多いという
吉都線と肥薩線が通る吉松駅に静態保存されている蒸気機関車のC55 52。屋鋪さんが甲子園出場を夢見て野球に励んでいた中学時代に父親が走っている姿を撮っており、思い出の多い機関車だという。「公式側」という左斜め前から撮影く
肥薩線・球磨川第一橋梁の上を疾走するSL人吉号(8620形)を崖の上から撮影。大正時代末期の車種だが、黙々と煙を吐いて走る姿は力強い。「蒸気機関車は生き物」という屋鋪さんの写真には、蒸気機関車への愛情があふれている
青函トンネルを通って函館駅と青森駅をつなぐJR津軽線。津軽半島の海側を走り、景観の美しさでも知られている。絶景の陸奥湾と下北半島を背景に、特急スーパー白鳥34号の緑の車体が映える。水平線の下でとらえたアングルが絶妙だ。蟹田~瀬辺地間で撮影