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九州から東北の広い範囲に雨雲がかかっています。発達中の低気圧の接近に伴って風が強まるため、今夜(1日)は横殴りの雨に注意が必要。あす(2日)は天気が回復しても、風のやや強い状態が続くでしょう。

今夜は横殴りの雨に注意

本州の南の海上を低気圧が発達しながら東へ進んでいて、九州から東北の広い範囲に雨雲がかかっています。近畿から関東にかけては、夕方以降、雨のピークを迎える予想です。午後4時現在、西日本を中心に強い風が吹いています。この時間までの最大瞬間風速は、鹿児島県枕崎市で23.3メートル、長崎県長崎市野母崎で21.6メートル、山口県の秋吉台では21.3メートルを観測しました。低気圧は発達しながら東へ進むため、雨・風の強いエリアも東へ移動します。今夜は近畿から関東にかけて、横殴りの雨に注意が必要です。雨脚が強まることに加え、風が強まると、傘を差していても足元が濡れてしまいます。ビルの谷間など風が集まりやすいような場所では、傘が壊れてしまうことも考えられます。レインブーツやレインコートがあると安心です。

あす(2日)強風のエリアは東北へ

低気圧は発達を続け、あす(2日)朝には三陸沖まで進む見通しです。東北は昼ごろまで雨が降るでしょう。強い風のエリアも東北に移り、東北太平洋側の海上では暴風に警戒が必要です。あすにかけて予想される最大風速は、太平洋側の海上で20メートル、陸上で17メートル、日本海側の海上で17メートル、陸上で13メートル。最大瞬間風速は、太平洋側の海上・陸上、日本海側の海上で30メートル、日本海側の陸上で25メートルと予想されています。

九州や近畿は今夜までに風は収まりますが、東海や関東はあす日中も北寄りの風がやや強く吹くでしょう。名古屋では未明から夕方ごろにかけて5~7メートル程度の北西の風、東京都心では未明から夜のはじめごろにかけて5~7メートル程度の北西の風が吹く予想です。東日本ではあすは晴れても、日中は風のやや強い状態が続きそうです。北寄りの風ですので、朝や夜、また日中でも日陰ではヒンヤリと感じられそうです。風を通さないような上着があると良いでしょう。