3月2日は、発達する低気圧の影響で、広く荒れた天気になり、北海道や東北は大荒れの恐れがあります。南風で気温上昇、最高気温は4月並みになる所もある予想です。ただ、寒冷前線が通過し、冷たい北風に変わるでしょう。
28日 関東など空気の乾燥した状態が続く 火の取り扱いに注意
28日は、高気圧は日本の東に中心を移す見込みです。南西諸島付近に低気圧が発生するでしょう。九州南部付近で、等圧線の間隔が狭くなります。
北海道から関東、北陸や近畿北部、中国地方は、晴れる所が多い見込みです。東北の太平洋側や関東を中心に、空気の乾燥した状態が続くでしょう。火の元、火の取り扱いにご注意下さい。東海や近畿南部、四国、九州は、湿った空気の影響で、雲が広がりやすく、雨が降る所もあるでしょう。奄美は、雨が降る見込みです。沖縄では、日が差すでしょう。
鹿児島県や奄美地方では、東風が強めに吹き、瞬間的に30メートルの風が吹く予想です。何かにつかまっていないと立っていられないほどの風です。
最高気温は、平年並みか高い所が多い予想です。
3月1日 雲が広がりやすく雨が降る所も 最高気温は4月下旬並みも
3月1日は、高気圧は、日本のはるか東に中心を移し、北海道に前線がかかるでしょう。黄海付近で低気圧が発生し、前線を伴って東へ進む見込みです。本州付近に、南から湿った空気が流れ込むでしょう。
北海道は、雪が降る見込みです。強く降ることはないでしょう。九州から関東を中心に、雲が広がりやすく、太平洋側を中心に雨が降る所がある見込みです。
最高気温は、前日(28日)より高くなる所が多いでしょう。雲が広がる地域でも平年より高い予想です。九州では20℃くらいまで上がり、4月下旬並みの所がある見込みです。
2日 低気圧が発達 大荒れの恐れも 気温は大きく変化
2日は、低気圧が発達しながら、日本海を進み、北海道付近を通過する見込みです。低気圧から延びる寒冷前線が、本州を通過するでしょう。前線の通過した後は、寒気が流れ込みます。
全国的に南風が強まり、雨が降る見込みです。北海道では、湿った雪になるでしょう。カミナリが鳴ったり、雨や雪が強まったりする所がある見込みです。前線の通過した後は、北風に変わります。東北の日本海側から山陰は、雪になる所が多いでしょう。
九州から北海道にかけて、荒れた天気になり、低気圧の発達の程度によっては、東北や北海道は、大荒れの恐れがあります。交通への影響などに、ご注意下さい。
朝の気温は、多くの所で、この時期としては高めでしょう。最高気温は、3月下旬から4月上旬並みの所が多い見込みです。近畿や東海では、20℃近くまで上がる所がある予想です。ただ、寒冷前線が通過した後は、気温は急に下がるでしょう。風が冷たく、3日朝にかけて、この時期らしい気温になる見込みです。
積雪の多い地域ではなだれに注意
2日に寒冷前線が通過するまで、季節先取りの気温が続くため、積雪の多い地域では、雪どけが進むでしょう。雪どけや雨で滑りやすくなった地表面上を、積雪層全体が滑り落ちる「全層なだれ」に注意が必要です。積雪の多い急な斜面や、雪面に亀裂があるなど、危険な場所には近づかないようにしましょう。