ザ・クラッシュ、名盤『ロンドン・コーリング』のジャケットで破壊されるベースが常設展示
ザ・クラッシュ、名盤『ロンドン・コーリング』のジャケットで破壊されるベースが常設展示
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 ザ・クラッシュのポール・シムノンが、1979年に米NYのザ・パラディウム公演で破壊したフェンダー・プレシジョン・ベースが、英ロンドン博物館にて常設展示されることが明らかになった。シムノンが、このベースをステージに向かって振りかざす姿は、ザ・クラッシュによる1979年の名盤『ロンドン・コーリング』のジャケットに起用されている。

 ロンドン博物館によると、このベースは館内のワールド・シティ・ギャラリーにて現地時間2021年7月23日より展示される。作品の解説には「このアイコニックなベースが最後にステージ上で演奏されたのは、バンドの北米ツアー【Take the 5th】中に行われた、1979年9月20日の米NYザ・パラディウム公演です」と綴られており、「ショー終わりに、シムノンはフラストレーションのあまり自身のベースを叩きつけ、これは反抗の象徴的なシンボルとなりました。ペニー・スミスによって捉えられたこの瞬間は、1979年の冬にリリースされたザ・クラッシュの3rdアルバム“ロンドン・コーリング”のジャケットに起用されています」という説明が続いている。

 ネックの部分が折れ、ボディに亀裂が入ったベースには、ガイコツの頭と“プレッシャー”と書かれたステッカーが貼ってあり、2019年から2020年にはザ・クラッシュの展示会【The Clash: London Calling】の一環として公開されていた。