セリーヌ・ディオンが、進行中である医学的な問題から回復するために、【カレッジ・ワールド・ツアー】の残りの北米公演をキャンセルすると発表した。
2022年1月15日に自身の公式ウェブサイトとSNSに投稿されたメッセージによると、セリーヌは“深刻かつ持続的な筋肉の痙攣”のためにステージ上でのパフォーマンスができないことを理由に、2022年3月から4月にかけて予定されていた米国とカナダでの公演を中止するとしている。これらのライブは、以前延期された日程の振替公演だった。
53歳のセリーヌは声明で、「今頃までにはもう大丈夫になっているだろうと切に願っていましたが、さらに辛抱して、医師団が処方している治療法に従わなければならないようです。私たちのショーには多くの調整と準備が必要ですので、2か月先の計画に影響を与えるような決断を今日しなければなりません」と述べている。
彼女はさらに、「早く完全に健康な状態に戻りたいですし、私たち全員がこのパンデミックを乗り越えられたら嬉しいです。またステージに戻ることが待ち遠しいです。一方で、皆さんがSNSで私に送ってくださる励ましの言葉にとても心を打たれています。皆さんの愛と応援を感じていますし、それは私にとってかけがえのないものです」と続けている。
【カレッジ・ワールド・ツアー】の北米公演は、3月9日に米コロラド州デンバーのボール・アリーナで開幕し、4月22日にワシントンD.C.のキャピタル・ワン・アリーナで終了する予定だった。現時点ではそれ以降の欧州公演に変更はなく、5月25日に英バーミンガムからスタートする予定だ。
リリースによると、正規販売店で購入されたチケットは、購入時に使用されたクレジットカードに自動的に返金される。
今回のツアーは、2019年に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位を獲得したセリーヌの最新アルバム『カレッジ』を掲げたものだ。2002年の『ア・ニュー・デイ・ハズ・カム』で首位デビューして以来、17年ぶりのアルバム首位獲得となった。