谷山浩子のベストアルバム『ネコとコバン』が4月27日にリリースされる。
2枚組となる同作は、主に2000年以降に発表して来たものを中心に、「DISCネコ」「DISCコバン」のコンセプトに合わせてオールタイムで構成される。「DISCネコ」はネコにまつわる楽曲や小動物が登場する曲をメインにチョイス。「DISCコバン」は宝物のような輝きを放つ人気作品をセレクトしている。また、50周年を記念するにふさわしい新曲も収録される予定とのこと。CDジャケットは歴代のベストアルバムと同じく、谷山のキャラクター“のこちゃん”のイラストを起用。
4月29日には【谷山浩子デビュー50周年記念コンサート~5人でオールリクエスト~】が東京国際フォーラムで開催される。
◎谷山浩子 コメント
2枚組ベストアルバムの第2弾『花とゆめ』を作った10年前から「次に出すならタイトルは『ネコとコバン』」と密かに心に決めていました。
デビュー50周年を迎える今年、やっとそれが実現しました。とても嬉しいです。
振り返ってみれば、第1弾『白と黒』には「1枚目が白曲(明るい・素直・前向き)2枚目が黒曲(暗い・不思議・シュール)」という、タイトルとリンクした明確なコンセプトがありました。
第2弾『花とゆめ』ではそれが若干あいまいになりました。「花のように優しい vs. 夢のようにディープ……的な?」くらいのちょっと自信のない感じ。
今回の第3弾『ネコとコバン』はそこからさらに一歩進んで(と言っていいのか)「1枚目はネコっぽい、2枚目めはネコっぽくない」。つまりタイトルのコバンは全く内容に関係なしということになりました。コバンっぽい曲なんてないし。「猫に小判」からの単なる思いつきだし(その思いつきを10年もあたためていたわけですが)。
1枚目と2枚目の雰囲気の違いは前回よりさらに際立っていると思います。1枚目は「かわいい」成分の含有量が高く、2枚目は「怪しい・妖しい」系でほとんどの曲が短調です。
『白と黒』『花とゆめ』そして今回の『ネコとコバン』の収録曲合わせて100曲あまり、これで谷山浩子の代表的な曲は大体まとめられたのではないかと思っています。時間の関係で泣く泣く外した曲もあるのですが、100曲でも「まとめた」と言うには多い曲数ですよね。
今回も全ての曲に自分で解説を書きました。コレクションとして、プレゼントとして、ぜひ買ってやってください。書いたばかりのピカピカの新曲も入ってます。
◎リリース情報
アルバム『谷山浩子ベスト ネコとコバン』
2022/4/27 RELEASE
<2CD>
YCCW-10403/4 3,850円(tax in.)
<収録曲>
[DISCネコ]
・花さかニャンコ
・猫のみた夢
・ねこねこでんわ
・ジリスジュリス
・ウミガメスープ
ほか
[DISCコバン]
・手品師の心臓
・三日月の女神
・アトカタモナイノ国
・きれいな石の恋人
・無限マトリョーシカ
ほか
https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1120