3月31日は、七十二候の一つで二十四節気の春分の末候にあたる「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」。遠くで雷の音がし始める、つまり雷が起こり始める頃という意味になります。雷は季節を通して発生しますが、夏に多い気象現象なので、季語としては夏のもの。しかし春もまた雷の印象的な季節で、「春雷(しゅんらい)」の季語によって、さまざまに詠まれています。夏に比べ、のどかで柔らかな感のある春…

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