ことしも花粉の季節がやってきました。
もはや、日本人の4人に1人が花粉症と言われる時代。すでに飛散が始まっている地域もあるので、今から花粉対策をしっかり行い、ピーク時に備えたいですね。
ことしは、関東・東北地方が少なめで、関西地方が多いと発表されています。tenki.jpからも花粉情報を発信しているので、気になる人はチェック!
2017年のスギ花粉の飛散状況についてお伝えしましょう。

舞い上がるスギ花粉…。見ただけで鼻がムズムズしてくる人も!
舞い上がるスギ花粉…。見ただけで鼻がムズムズしてくる人も!
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全国各地で、飛散量が多いのはどこ?

花粉の飛散量が決まるのは、前の年の夏の天候です。
花粉は、①夏が暑くて②日照時間が長く③雨が少ないと、花芽がよく育ち花粉も増えます。
これらの気象条件がそろってしまったのが、近畿地方。昨春と比べて、2.9倍も増えることが予測されています。
●飛散量が多い地域は…
・ 近畿 2.9倍(以下前シーズン比)
・ 九州 2.7倍
・ 四国 2.6倍
・東海 2.4倍
●前シーズンよりやや多いのは…
・中国 1.7倍
・北陸 1.4倍
●前シーズンより少ないのは…
・関東甲信 0.7倍
・東北 0.5倍
北海道 0.5倍
となっています。※2017年1月17日発表
東海、近畿、四国、九州以外は、例年並みか少ないとされていますが、やはりしっかり花粉対策はしていきたいですね。

スギ花粉はいつから飛び始めるの? ピークは?

花粉の飛散は、九州北部・中国・四国・東海地方の一部で2月上旬から、関東甲信地方は、2月中旬から突入していきます。下記の図を参考にしてくださいね。
スギ花粉の飛散開始の目安は、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した場合の最初の日のこと。
飛散開始のニュースが出る前から、わずかですが飛び始めます。開始目安の前から花粉対策をしていくことが大切です。
スギ花粉のピークは例年並みで、代表的な都市部をあげると以下になります。
・福岡 2月下旬〜3月上旬  ・高松 3月上旬〜3月中旬
・広島 3月上旬〜3月中旬  ・大阪 3月上旬〜3月中旬
・金沢 3月中旬〜3月下旬  ・名古屋 3月上旬〜3月中旬
・東京 3月上旬〜3月中旬  ・仙台 3月中旬〜3月下旬
スギ花粉のピークが終わると、こんどは各地でヒノキ花粉のピークがやってくるので、やはり注意が必要です。

2017年春のスギ花粉飛散開始予測 前線
2017年春のスギ花粉飛散開始予測 前線

花粉が多い時間帯は? キホンの防衛対策とは?

花粉が多く飛散するのは、
・晴れて気温の高い日
・空気が乾燥して風が強い日
・雨上がりの次の日や、気温の高い日が2、3日続いた後、になります。
そして飛散数の多い時間帯は、
・昼前後
・夕方 です。
こうした時間帯はとくに、マスクやメガネを着用して、なるべく体内に花粉を入れないことが大切です。マスクを着用するだけで3分の1から6分の1の花粉をカットするといわれています。さらにメガネをすることで、眼に入る花粉の約40%を減らせると言われています。
また、花粉がもっとも付着しやすい衣類はウールなので、コートなどの素材にも気を配り、この季節を乗り切ってくださいね。

これからの時季、マスクとメガネは必需品!
これからの時季、マスクとメガネは必需品!