2月に入り、目に見えて日脚が長くなってきたことを感じます。梅の花も咲き始め、足元をふと見ると水仙が咲いています。凛とした姿と、甘く、それでいてすがすがしい香りは、江戸時代の武士・町人・文化人に大いに好まれ、花の乏しい冬、正月の床の間を飾る花として珍重されました。そんな江戸時代に人気を博したのが南房総から船荷で運ばれてきた元名(もとな)村の水仙。この元名水仙が潮風を受けてゆれる内房の海…

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