
- MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社(東京都千代田区神田神保町)が取り扱うスコットランド・アイラ島のウイスキーブランド「アードベッグ」は、年に一度だけスモールバッチで登場する19年熟成シリーズの最終章『アードベッグ トリー・バン 19年 2025 バッチ7』を、2025年7月25日(金)より数量限定で発売いたします。
『アードベッグ トリー・バン 19年 バッチ7』では、これまでと同様にバーボン樽とオロロソシェリー樽で熟成されていますが、今回はシリーズ史上最多となるオロロソシェリー樽原酒の比率で仕上げられています。アードベッグの特徴であるスモーキーさや柑橘のニュアンスに加え、シェリー樽由来の塩キャラメルやジンジャー、クミンといったスパイス感が絶妙に重なり合い、これまで以上に芳醇で多層的な香味を実現。さらに、オロロソシェリー樽がもたらすココアパウダーやエスプレッソのようなほろ苦い甘みが全体を包み込み、まるでひとつの物語を味わうような飲みごたえを演出します。また、アルコール度数はこれまでの46.2%から50.3%へと大幅に引き上げられ、アードベッグらしい力強さと豊かな個性、そしてシリーズの最終章にふさわしい完成度が際立つ一本に仕上がっています。
トリー・バン(Traigh Bhan)とは、ゲール語で“歌う砂”を意味し、アードベッグ蒸留所の西に位置するアイラ島に実在する鳴き砂が有名なビーチの名前に由来します。白く柔らかな砂が足音とともに音を奏で、海面の下には鋭く突き出た火山岩が潜むこの浜辺は、美しさと危うさが同居する神秘的な風景として知られています。この地にインスピレーションを得て誕生した「アードベッグ トリー・バン 19年」は、2019年の初登場以来、年に一度、スモールバッチでリリースされる希少なシリーズとして、多くのファンに愛されてきました。シリーズ最終章となる『アードベッグ トリー・バン 19年 2025 バッチ7』は、その7年にわたる探求の集大成です。
■ウイスキーストック・ブレンディングマネージャー デイヴィッド・ペンダー氏のコメント
「アードベッグ トリー・バン19年は、私にとってアイラ島で最もお気に入りの場所のひとつからインスピレーションを得て誕生したウイスキーです。この数年、各バッチの個性を味わいながら歩んできた旅は、本当に刺激に満ちたものでした。アードベッグファンの皆さんにも、最後の一杯を楽しみながら、その違いについて語り合っていただけたら嬉しいです。」
■マスターブレンダー ジリアン・マクドナルド氏のコメント
「アードベッグ トリー・バン19年の各バッチは、それぞれに唯一無二の個性を放ちながらも、“ありえないほどのバランス”を常に保ってきました。そして、アードベッグ トリー・バン 19年 バッチ7もその例に漏れません。今回のバッチでは、過去最多となるオロロソシェリー樽を使用したことで、アードベッグ特有の薬品香やシトラスの爽やかさ、ジャスミンやフレッシュミントの華やかさに加え、ジンジャー、クミン、トフィーの豊かな風味が折り重なっています。さらに、アルコール度数を高めたことで、この“最終バッチ”にふさわしい力強さと存在感を備えた仕上がりになったと自負しています。まさに、“有終の美”を飾る一本です。」
『アードベッグ トリー・バン 19年 バッチ7』商品概要
19年熟成の最後のバッチ
アイラの風や潮の満ち引きに合わせて奏でる美しい歌のように、
幸福感に満ちた世界へ誘ってくれるウイスキー。
・容量:700ml
・アルコール度:50.3度
・熟成樽:バーボン樽、オロロソシェリー樽
・希望小売価格:41,000円(税別)/ 45,100円(税込)
・発売日:2025年7月25日(金)より
・販売先:全国酒類取扱店にて販売
テイスティングノート
色合い 深みのある黄金色
香り 石炭の粉塵やタールを思わせる力強く濃厚なスモーキーさが特徴。
ペパーミントやユーカリのような爽やかで清涼感のある香りが重なり、
甘みとひんやりとしたミントの余韻。ピリッとしたレモンのような柑橘の香りが際立ち、
全体に爽快な甘さを添えている。
味わい 口に含むと、レモンピールやベルガモットを思わせる柑橘の風味がはじけ、
そのあとに力強いスモーキーな波が押し寄せる。オロロソシェリー樽由来の原酒がもたらす、
ジンジャーやクミンのような温かみのあるスパイスの香味に続き、
乾いたココアパウダーやエスプレッソのような奥深いニュアンスが口いっぱいに広がる。
余韻 塩気を帯びたトフィーの甘み、焦げた木やタールの深い香ばしさ、
そして甘いヒースが燃えるような芳ばしい風味。温かみのあるスパイスがじんわりと広がり、
まるで体の芯から温まるように、長く心地よい余韻。
アードベッグ1815年にスコットランドのアイラ島で生まれたシングルモルト ウイスキー。ピートが非常に強くスモーキーでありながら繊細な甘さと高い品質で人を魅了してやまないその風味は、“ピーティーパラドックス”との愛称もある。クセになる個性的な味わいから“アードベギャン”と呼ばれる熱狂的なファンに愛されるカルト的な存在であり、世界130ヶ国18万人のコミッティーメンバーに支持される、世界で最もピーティーでスモーキーな究極のアイラ・モルト。