5月も20日が過ぎ、陽射しが強くなってきました。虫が活発に動き、植物が成長する季節到来です。
さあ、始めよう、家庭菜園!
と、いきたいところですが、「新芽をイモムシに食べられた」「葉にびっしりアブラムシがついた」、そんな苦い経験はありませんか?
そこで登場するのが“コンパニオンプランツ”です。
虫がつかない! 育ちが良くなる!
不思議な効果が期待できる“コンパニオンプランツ”をご紹介しましょう。

トマトとバジルは一緒に植えるともっと美味しくなる?
トマトとバジルは一緒に植えるともっと美味しくなる?

コンパニオンプランツとは?

コンパニオンプランツとは英語で[companion plants]。直訳すると“共生する植物”という意味で、伴侶を意味する“コンパニオン”の名がつく通り、野菜や花を一緒に植えることでよい影響をもたらす植物を言います。
単体で育てるよりも、同じ畑や鉢、または近くに植えるだけで、害虫が発生しづらくなったり、成長ぶりが良くなったり、野菜などの味や香りがよくなる、といった嬉しい作用があります。特にハーブ類は育てやすく強いので、オススメ!
そして、コンパニオンプランツとして重要なのは「相性」です!
初心者でも育てやすく、相性がよい組み合わせをご紹介します。

ぜひ試したい組合せはコチラ

■ミニトマト&バジル
一緒に食べても植えてもよい、美味しくおトクな組み合わせです。ミニトマトの根元にバジルを一緒に植えると、バジルがたくさん水を吸ってトマトが甘くなり、害虫から守ってくれます。
どちらも丈夫で、比較的育てやすい初心者向けの種類なので、これからという人はぜひ試してみてくださいね。
ちなみにバジルの代わりにネギを植えるのもOK。ネギは根に微生物を持っているので、病害虫を撃退してくれる頼もしい存在です。
■さやえんどう&ローズマリー
マメのさやえんどうとローズマリーもコンパニオンプランツとして相性抜群。一緒に植えれば、お互いの成長を促してぐんぐん育ちます。
お料理の彩りに活躍するさやえんどうに、お肉を美味しくしてくれるローズマリー。どちらも少量で立派に役立つので、必要な時に使いたい量だけを収穫できるキッチンプランターにぴったりです。ローズマリーはモンシロチョウなどの虫の飛来を防ぎます。
■ジャガイモ&マリーゴールド
ジャガイモと相性がいいのは、花のマリーゴールド。マリーゴールドがセンチュウの被害を予防してくれ、葉には防虫効果もあります。
マリーゴールドはジャガイモのほか、大根やキャベツ、ニンジン、ナスなどにも効果があると言われる人気のコンパニオンプランツで、先述のトマトとも好相性。一緒に植えればプランターも華やかになりますね。
野菜畑などで見かける鮮やかな黄色の花は見た目がきれいなだけでなく、コンパニオンプランツとしての重要な役割を担っているわけです。
その他、野菜全般に効果があると言われているのがニンニク。ニンニクのとがったほうを上にして土に埋めると、虫が寄りつかないのだそう。簡単なので試す価値ありですね。

なす畑に植えられたマリーゴールド
なす畑に植えられたマリーゴールド

避けたい組合せにも注意!

相性がいいものがあれば、当然、悪いものもあります。
例えば、トマトにとってNGなのはジャガイモ。
一緒に育てると土の中で栄養をとりあって、どちらもうまく育ちませんので、誤って近くに植えたりしないようにしてくださいね。
また、ミントはコンパニオンプランツとしても効能が高いハーブですが、くれぐれも他の植物と一緒に植えないように。
繁殖能力がかなり強いので、ミントが栄養をすべてとってしまうからです。
モヒートに使うから、などとすぐに収穫する場合はよいのですが、地植えにするとさらに強大に繁殖するのでご注意を。コンパニオンプランツの役割としてはミントの鉢植えを近くに置くだけでも効果があります。

陽射しが降り注ぐキッチンに、小さな鉢植えも素敵!
陽射しが降り注ぐキッチンに、小さな鉢植えも素敵!

コンパニオンプランツを上手に活用しよう

コンパニオンプランツの効能はすべてが科学的に証明されているものではなく、経験則とも言えるもので、昔から農家などで習慣とされたり、言い伝えなどで広まったものが多いようです。
植える土や気候などの条件によっても変わるため、必ずしもうまくいくとは限りませんのでその旨ご了承ください。
お互いの植物のいいところを伸ばしてくれる……、そんな気持ちで取り組んでみると案外うまくいくかもしれませんね。
自分で育てた野菜や果実を収穫した時の喜びはなんとも楽しく嬉しいものです。ぜひ、成長の過程もエンジョイしてください。元気で美味しい野菜が出来ますように!