デュア・リパ、新作に参加したアーティストたちは“ザ・バンド”「ザ・ビートルズにいるような気分」

 デュア・リパの11曲入りアルバム『ラディカル・オプティミズム』のリリースまであと数週間となったが、28歳のポップ・スーパースターは米エル誌の新しいカバー・ストーリーで、楽曲を組み立てる長い創作過程について語った。

 デュアは、長年のコラボレーターであるソングライターのキャロライン・エイリンをはじめ、トバイアス・ジェッソ・ジュニア(アデル、ハリー・スタイルズ)、テーム・インパラのケヴィン・パーカー、ダニー・L・ハール(ダックス・コンテント)など、一流の共同ソングライターやプロデューサーたちと『ラディカル・オプティミズム』に取り組んだ。パーカーは、集まったヒットメーカーたちを“ザ・バンド”と呼んでいたと明かし、「オールドスクールなバンドではなく、スピリチュアルなバンド。毎朝スタジオに入ると、ザ・ビートルズにいるような気分になりましたよ!」と語っている。

 その結果、 1970年代の派手さと、生命を肯定する生き生きとした響きを持つコスモポリタンなダンス・ポップのレコードで、生楽器と電子楽器がミックスされて“グローバルなグルーヴ”を生み出しているとエル誌は評している。

 パーカーは、「デュアは、つかみどころのないサウンドを見つけることに集中していました。でも、クリエイティブなプロセスの顔になることを心配するよりも、そのエンジン・ルームにいられたのは嬉しかった。待ち望んでいた経験でした」と述べている。彼は、最初のシングルであるバウンシーな「Houdini」の起源について、セッションの数週間前に彼が弾き出したベースラインから始まり、デュアが“ムーディー”でポスト・ディスコなメロディーを加えれば、うまくいくことに気づいたと言う。

 「彼女が歌い始めて、すぐに理解できた。80年代初期の退廃的な、奇妙で暗くて汗臭いクラブにいるような感覚です。素晴らしく息苦しい。催眠術のような」と彼は説明している。

 デュアとは2017年の大ヒット曲「New Rules」以前から仕事をしているエイリンは、二人のプロセスを“何が起こっているのかについてのちょっとしたおしゃべり”から始まり、それがどういうわけかポップ・ソングに変わっていく、と表現した。「それが彼女のスーパーパワーなんです。彼女の隣にいると自分が一番強いと感じてしまうんです。時々私たちみんなにその力を少し貸してくれていると思います」と彼女は話している。

 デュアはまた、シングルの「Training Season」は2022年11月に書いたもので、モデル姉妹のベラとジジ・ハディッドの弟であるアンウォー・ハディッドや、フランス人映画監督のロマン・ガヴラスなどの男性たちとの長期的な交際や、(色々な人との)デートを繰り返していた頃を振り返っていると同誌に話している。「誰もが自分の立ち場をわきまえている限り大丈夫」と彼女は自身の恋愛関係について語った。最近では英国人俳優のカラム・ターナーと交際しているとの噂だ。

 同誌によると、デュアは現在の交際状況について口を閉ざし、歌を通して暗号のようなヒントを提供することを好んでいるという。「Training Season」のセッションについて彼女は、「“よし、好きなように書き出してみよう”と思いました。顕在化の力。言葉の力で物事を顕在化させ、書き記す。自分の価値を知れば、自分が何を望み、何を望まないかがわかるんです」と語っている。

 恋人と別れたばかりのダンサーの一人と最近交わした会話について、デュアは誰とも交際していなかった時期に恋愛を切望していなかったと語った。「(一人でいることが)終わればいいのにとは思いませんでした。デートに行こうが、一人で過ごそうが、自分自身について多くのことを学ぶことができます。沈黙の中で本当の自分がわかる。物事の壮大な仕組みの中で私は研究をしていたんです」と彼女は話している。

 デュア・リパは、現地時間2024年5月4日に全米で生放送される『サタデー・ナイト・ライブ』でホストと音楽ゲストの両方を務める。