スラッシュ、クリス・ステイプルトンを招きフリートウッド・マック「オー・ウェル」をブルージーにカバー

 スラッシュは、故ピーター・グリーン時代のフリートウッド・マックの曲「オー・ウェル」をカバーするために完璧なボーカルを見つけたようだ。ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストでもあるスラッシュは、カントリー・ロッカーのクリス・ステイプルトンを招き、フリートウッド・マックの創立メンバーである故グリーンがバンドの3枚目のスタジオ・アルバムとなる1969年の『ゼン・プレイ・オン』のために書いたこの曲をカバーした。

 スラッシュが5月17日に発売する6枚目のソロ・アルバム『オージィ・オブ・ザ・ダムド』に収録されるこのブルース・ロック・ナンバーは、ステイプルトンの特徴的なしわがれたボーカルをフィーチャーしており、現地時間4月12日の朝にリリースされた。ステイプルトンは、スラッシュの特徴的なペイントを剥がすようなリフにのせて、象徴的な歌詞をうなり声のように歌っている。

 この曲のカバーは、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、ケニー・ウェイン・シェパード、ZZトップのビリー・ギボンズ、ハイム、エアロスミス、ジェイソン・イズベル、ジョー・ジャクソン、イールズを含む長い歴史がある。

 「これは、最も偉大なシンガー・ソングライター・ギタリストの一人であるピーター・グリーンが結成したオリジナルのフリートウッド・マックの楽曲だ。世間的にはあまり知られていないが、彼は俺たちギタリストには、60年代のブリティッシュ・ブルースに関して非常に有名で、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ミック・テイラーと肩を並べる。おそらく13歳の頃、ラジオでこの曲を聴いたのを覚えている。フリートウッド・マックの旧バージョンと、スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムが加入した新バージョンの両方をよく流していた。この曲はいつも大好きで、ギター・リフが素晴らしいんだ。90年代にブルース・ボールとしてジャム・セッションしたこともあるし、ライブでも何度か演奏してきた。最初から、このアルバムでこの曲をやりたいと思っていた。この曲は、誰がボーカリストとしてふさわしいかを考えていた曲のひとつでもあった。そして、そのアイデアのひとつがクリス・ステイプルトンだ。彼は現在最も素晴らしいシンガー・ソングライターの一人だ。 彼の声はとてもザラザラとした質感で特徴的だったから、彼を呼んだら素晴らしい仕事をしてくれた。彼の声はとてもクールだよね」とスラッシュは声明で述べた。

 AC/DCのボーカルのブライアン・ジョンソンとエアロスミスのボーカルのスティーヴン・タイラーがハーモニカで参加したブルースの定番曲「キリング・フロア」に続き、「オー・ウェル」はスラッシュの次作アルバムからの2曲目のシングルとなる。

 ゲイリー・クラーク・ジュニア、ZZトップのビリー・ギボンズ、ドロシー、イギー・ポップ、ポール・ロジャース、デミ・ロヴァート、クリス・ロビンソン、ベス・ハートらがボーカルに迎えた『オージィ・オブ・ザ・ダムド』は、スラッシュが愛するクラシック・ブルースへのオマージュだという。スラッシュをサポートするハウス・バンドには、1990年代にブルース・ボールとしてバンドを組んでいた2人、ベーシストのジョニー・グリパリックとキーボードのテディ・“ジグザグ”・アンドレアディス、そしてドラマーのマイケル・ジェロームとシンガー/ギタリストのターシュ・ニールが参加している。

 アルバムの収録曲には、故ロバート・ジョンソン、故T-ボーン・ウォーカー、ステッペンウルフ、故アルバート・キング、スティーヴィー・ワンダー、故ウィリー・ディクスンらの曲のカバーが含まれている。ステイプルトンは今週末の米テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』の音楽ゲストで、ホストはライアン・ゴズリングが務めた。

 スラッシュはこの夏、ウォーレン・ヘインズ・バンド、ケブ・モ、クリストーン・“キングフィッシュ”・イングラム、ロバート・ランドルフ、サマンサ・フィッシュ、エリック・ゲイルズ、ジージー・ワード、ジャッキー・ベンソン、ラーキン・ポーをフィーチャーした【S.E.R.P.E.N.T.フェスティバル】を開催する。北米ツアーは現地時間7月5日に米モンタナ州ボナーのケトルハウス・アンフィシアターで幕を開ける予定だ。