MR.BIG、最後の日本ツアーを追いかけたドキュメンタリーが3月から全国6都市で公開へ

 2024年3月15日から東京、大阪、京都、名古屋、福岡、札幌の全国6都市にて順次開催される【TBSドキュメンタリー映画祭】にて、MR.BIGの最後の日本ツアーを追いかけたドキュメンタリー映画『最後のMR.BIG~日本への愛と伝承』が公開される。

 2018年にパーキンソン病によりドラマーのパット・トーピーが惜しまれながらも逝去したMR.BIGは、2023年7月にグループ最後となる来日ツアーを開催した。本作では、“さよならツアー”のために来日したメンバーたちが、どのような思いでライブに挑んだのか、そして日本のファンたちは、彼らの勇姿をどのように見届けたのかが収められている。

 1988年に結成され、翌年にデビューをしたMR.BIGは、デイヴィッド・リー・ロス・バンドなどで活動していたベーシストのビリー・シーンと世界最速の技巧派ギタリストとして知られるポール・ギルバートがドリルを使って掛け合いをするナンバー「ダディ、ブラザー、ラヴァー、リトル・ボーイ」や、後に全米チャートNo.1にまでのぼり詰めたバラード「トゥ・ビー・ウィズ・ユー」を収録した1991年発表の2ndアルバム『リーン・イントゥ・イット』で日本でも絶大な支持を集めた。

 これまで来日公演を多数実施してきた彼らは、2009年のグループ再結成後、数ある国の中で最初のライブ会場に日本を選び、日本武道館や横浜アリーナを含む10公演は即日ソールドアウト。2011年の東日本大震災後には、外国人アーティストとして誰よりも早く被災地に入り、ライブを行った。被災した人々を思い、書き下ろしたナンバー「ザ・ワールド・イズ・オン・ザ・ウェイ」の収益と、コンサート会場を訪れたファンたちが募金箱に寄せた義援金を日本赤十字社に寄付するなど、日本への愛情も体現してきた。

 本作の監督は、MR.BIGをはじめ、様々な音楽アーティストの取材を経験し、米ニューヨーク支局特派員や政治部デスクを経て、現在は官邸キャップを務める川西全。以前からMR.BIGのファンだったという川西監督は、本作誕生の経緯について、「2011年の東日本大震災がきっかけでした。震災から2日後の仙台の歓楽街を取材して感じたのは“音の大切さ”。日々、音であふれる我々の暮らしが、日常を奪われた瞬間、いかにモノトーンなものになるか。それを実感させられたのです。そんな中で聞いた、MR.BIGが震災からわずか1か月で被災地・盛岡にやってくるというニュース。外国人アーティストとしては初めての被災地でライブを行うということで、彼らはどんな思いでやってくるのか。盛岡の人たちはどんな感情を抱くのか。このライブ取材から全てが始まりました」と語っている。

 2021年より開催されている本映画祭では、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品を選んだ「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障害など、多様な生き方や新たな価値観を見出せる作品を選んだ「ライフ・セレクション」、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など、感覚を司る表現者たちやテーマを通して新たな感性に出会える作品を選んだ「カルチャー・セレクション」に沿って選出された15作品が一挙上映される。


◎作品情報
『最後のMR.BIG~日本への愛と伝承』
2024年3月15日(金)より、【TBSドキュメンタリー映画祭 2024】にて公開
東京:3月15日(金)~3月28日(木)ヒューマントラストシネマ渋谷
大阪:3月22日(金)~4月4日(木)シネ・リーブル梅田
名古屋:3月22日(金)~4月4日(木)センチュリーシネマ
京都:3月22日(金)~4月4日(木)アップリンク京都
福岡:3月29日(金)~4月11日(木)キノシネマ天神
札幌:3月30日(土)~4月11日(木)シアターキノ
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