2023年 年間アナログ・レコード売上動向発表 アーティスト別の売上金額は山下達郎が首位【SoundScan Japan調べ】

 SoundScan Japanによる2023年年間のアナログ・レコードの売上金額が、前年比172%となっていることが分かった。

 2023年のオーディオ(CD/アナログ/カセット含む)の総売上枚数は約7,308万となっている。そのうちアナログ・シングルが約14.4万枚、アナログ・アルバムが約77.5万枚となり、合計売上枚数が約92万枚で前年比156%となった。また総売上金額で比較すると、2023年のオーディオ(CD/アナログ/カセット含む)は約1,681億。そのうちアナログ・シングルが約37億円、アナログ・アルバムが約3億円となり、合計売上金額が約40億円で前年比172%となっている。

 アーティスト別の売上金額では、約6.4億円を売り上げた山下達郎が首位に輝いた。そして「スタジオジブリ」より各作品のサウンドトラックのカラー盤が限定再販されたことで、久石譲が2位に続いている。ザ・ビートルズはコンピレーション・アルバム『ザ・ビートルズ1962年~1966年』と『ザ・ビートルズ1967年~1970年』の2023エディションが発売されたことで3位に登場した。

 タイトル別の売上枚数では、シングル、アルバム共に山下達郎が首位を獲得した。シングルでは、MAN WITH A MISSION × milet『絆ノ奇跡 / コイコガレ』、YOASOBI『アイドル』、松本梨香/オーキド博士(石塚運昇)とポケモンキッズ『めざせポケモンマスター/ひゃくごじゅういち』とアニメ関連作品が売れている傾向に。アルバムでは、1位から8位まで山下達郎の最新リマスター盤が占めている。

 その年に新しく発売されたタイトル数を見てみると、年々増加していることが分かった(図1)。シングルは緩やかに増加して2023年に減少している一方、アルバムは著しく増加している。そして、2015年から2023年の売上枚数と売上金額の動向もグラフ化した(図2)。2015年、2016年と緩やかに上昇。2017年は発売タイトルと比例して増加したが、2020年まではそこまで大きく変動がない。2020年から2021年にかけては、レコードブーム、コロナ禍の影響で売上金額と売上枚数が増加したと考えられる。2021年から2022年にかけては、“レコード盤を発売する”ということがアーティストやレコード会社のパターン化となった期間だろう。結果、2023年は売上枚数、売上金額が爆発的に増加した。アナログ・レコードに特化した商品、アナログ・レコードを楽しむ飲食店など増えている昨今。2024年も引き続き盛り上がりを見せるに違いない。


◎アナログ・シングル・セールス
1位『クリスマス・イブ 40th Anniversary Edition』山下達郎
2位『絆ノ奇跡 / コイコガレ』MAN WITH A MISSION × milet
3位『アイドル』YOASOBI
4位『めざせポケモンマスター/ひゃくごじゅういち』松本梨香/オーキド博士(石塚運昇)とポケモンキッズ
5位『ナウ・アンド・ゼン』ザ・ビートルズ

◎アナログ・アルバム・セールス
1位『FOR YOU』山下達郎
2位『RIDE ON TIME』山下達郎
3位『SPACY』山下達郎
3位『CIRCUS TOWN』山下達郎
5位『GO AHEAD!』山下達郎

※SoundScan Japan調べ
(集計期間:2023年1月2日~2023年12月31日)