快眠ナビゲーター・睡眠改善インストラクターの塚島早紀子さん
快眠ナビゲーター・睡眠改善インストラクターの塚島早紀子さん
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『おひるねカフェcorne』のベッドルーム
『おひるねカフェcorne』のベッドルーム
『MUJI to Sleep』の選択画面
『MUJI to Sleep』の選択画面

 人によって多少の違いはあるが、睡眠時間が6時間以下だと、日中も頭がスッキリせず記憶力や集中力が低下すると言われている。その少ない睡眠時間を補うために必要なのが、お昼寝だ。

 ただ、眠り過ぎては、かえって体に負担がかかってしまう。最適なお昼寝時間は15~20分程度。眠気ピークはご飯を食べていても、食べていなくても14時ごろに訪れる。その前にお昼寝をしておけば、午後も集中して仕事に取り組めるはずだ。

 そこで、お昼寝に使えるWEBサイトやアプリを紹介しよう。

■アプリ
 まずはアプリ。無印良品の『MUJI to Sleep』は女性に人気のアプリで、全国6つの場所で録音した自然の音をイヤホンで聞きながら眠りに入るのをサポートする。『快眠の森』は、睡眠状態を記録してくれるアプリだ。眠りの深さを記録してくれる。さらに面白いのが、寝言を録音してくれる機能だ。どんなことを言っていたのか、ちょっと聞いてみたい気もする。

■Webサイト
 お昼寝に使えるWEBサイトについては、快眠ナビゲーター・睡眠改善インストラクターの塚島早紀子さんにオススメを聞いた。

 『ねむログ』は、PCまたはスマホで起床・就寝時間を入力すれば、日々のトータル睡眠時間や起床・就寝時間がグラフで確認できるWEBサイトだ。もちろん、お昼寝の時間も入力できる。塚島さんいわく、日々の睡眠時間を把握すれば、生活を見直し改善しようと自然と行動するようになるそうだ。

 このほか、「男女別」「年代別」「身長別」など、平均睡眠時間の統計データを掲載している。なかには、「地域別」「タバコの摂取別」など興味深いカテゴリーもある。

 最近は、都内を中心にお昼寝を提供するスペースも増えてきた。東京・神保町にある『おひるねカフェcorne(コロネ)』は、主に20~40代の会社員や主婦が利用している女性専用のカフェ。ベッドは全部で10台、メークルームも完備しており、ルームウェアや枕などのレンタルできる。体にやさしいフードやドリンクもあり、ランチタイムにはお昼寝も合わせて多くの人が利用している。

 今年は、去年よりもスギ花粉の飛散量が多くなるとの予報が出ている。そこで、corneでは、3月末まで花粉症の人でも安心して使える「NO!花粉ルーム」を設置している。一般的な空気清浄機より強力な「ブルーエア」を導入し、キレイな空気に包まれてぐっすりとお昼寝できる。花粉症による睡眠不足の人は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。

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