全ての国のフィジカル・セールス/ダウンロード/ストリーミングを総合し、2019年に最も売れたアーティストを決定する【IFPI グローバル・レコーディング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀アーティスト)2019】に、テイラー ・スウィフトが選ばれた。国際的レコード業界団体IFPI(国際レコード・ビデオ製作者連盟)が毎年この時期に発表している栄冠を、彼女が獲得するのは2014年に続いて2回目となる。
2019年はテイラーにとって特に優れた一年だった。8月にリリースされた、リパブリック・レコードへの移籍後初となるアルバム『ラヴァー』は、初週に867,000ユニットを記録し、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位を獲得。タイトル曲のほかにも「ME! feat.ブレンドン・ユーリー・オブ・パニック!アット・ザ・ディスコ」や「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」など、国際的に大ヒットを記録した楽曲が収録されている。
2位はエド・シーランで、ストームジー/カーディ・B/カミラ・カベロなどを豪華アーティストをフィーチャーした『No. 6 コラボレーションズ・プロジェクト』を7月にリリースしている。3位に入ったポスト・マローンは、スウェイ・リーとのコラボ「サンフラワー」が、2019年もロング・ヒットを記録、9月には3rdスタジオ・アルバム『ハリウッズ・ブリーディング』をリリースした。
2019年のTOP10にはさらに、デビュー・アルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』がさまざまなチャート記録を塗り替えたビリー・アイリッシュが4位に初登場。そしてクイーンが5位、ザ ・ビートルズが10位と、英国の伝説的ロック・バンドが2組も入っている。6位はアリアナ・グランデだ。
2018年の年間トップだったドレイクは、8位に後退したが、9位のレディー・ガガ同様、2019年にニュー・アルバムを発表していないにもかかわらずのTOP10入りとなっている(ガガは2016年からスタジオ・アルバムをリリースしていない)。昨年2位だったBTSは今年は7位となっているが、昨年に引き続きアジア圏から唯一のTOPO10エントリーとなっている。
◎IFPIが選ぶ2019年グローバル・レコーディング・アーティストTOP10
1位 テイラー・スウィフト
2位 エド・シーラン
3位 ポスト・マローン
4位 ビリー・アイリッシュ
5位 クイーン
6位 アリアナ・グランデ
7位 BTS
8位 ドレイク
9位 レディー・ガガ
10位 ザ ・ビートルズ
◎ 過去の受賞者
2018年 ドレイク
2017年 エド・シーラン
2016年 ドレイク
2015年 アデル
2014年 テイラー・スウィフト
2013年 ワン・ダイレクション