気象庁は2014年12月10日、「エルニーニョ現象」が発生していると発表しました。
そもそも、エルニーニョ現象とは一体どういう現象なのでしょうか?
実はエルニーニョ現象は私たちの生活にも大きく影響するのです。
日照不足の冷夏や暖冬で野菜の価格は高騰。
なかなか野菜は気軽に買えなくて……と困っている方は必見です。
「エルニーニョ現象」って何?
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域(南米ペルー沖)の海面の水温が例年の温度より高くなる状態が1年以上続く現象です。
エルニーニョ現象が起きると、地球全体の空気の流れが変わり、世界中で異常気象を巻き起こします。日本の場合、冷夏・暖冬になると言われています。
「夏は涼しくて、冬は暖かくてラッキー」と思いがちですが、決してよいことだけではないのです。暖冬で雪が不足すると水不足になる地域も出てきます。その影響で、暖冬の後は農作物が不作になることが多いのです。
旬の野菜の価格が高騰し、家庭の食卓に与える影響は大きいもの。
そんな異常気象にこそ知っておきたい、上手に野菜を食べる方法をご紹介します。
今話題のガラス瓶でサラダを作り置き
野菜の値段が高くても、栄養バランスを考えるとやはり摂取しておきたいですよね。
そこで最近、注目を集めているのが、ガラス製の密閉瓶。
アメリカなどでは100年ほど前から人気の保存容器なんです。ガラス製のため煮沸消毒することができ、長期保存に便利なのが特徴。中でも、今密かに人気を集めているのが、このガラス瓶を使った「ボトルサラダ(別名ジャーサラダ)」です。
瓶に入れることで、持ち運びもしやすく、何と一度「ボトルサラダ」を作って密閉しておくと4~5日は日持ちするとのこと! 見栄えも良く、オシャレなので若い女性を中心に注目を集めています。しかも、ちょっとしたコツさえつかめば、普通にサラダを作るのと何ら変わりはないので、ぜひ試してみたいですね。
おいしい「ボトルサラダ」を作る3つのコツ
1つ目のコツは、「ドレッシング→固い野菜から順番に敷いていくこと」です。
葉物野菜や水分の多い野菜がしんなりするのを防ぎます。
2つ目は「無理やり詰めすぎないこと」です。野菜の重みによってシャキシャキ感が失われるので、これも注意です。
3つ目は「一晩寝かせること」です。1日置くことでドレッシングが野菜に染み込み、おいしさも倍増!
たったこの3つを守るだけで、ボトルサラダをおいしく作ることができるんです。野菜はお好みのものを入れればOK。豆やマカロニを入れるとボリューム感が出て、ランチにあるとうれしいですね。ドレッシングを変えて、何種類か作り置きしておくのも良いかもしれませんね。ボトルのまま食べてもよし、器に移し替えてもよしです。
ピクルスからスムージーまでガラス瓶の用途はいろいろ
もちろん、ガラス瓶の用途はボトルサラダだけではありません。その保存機能を生かして、ピクルスなど漬け物を作ったり、ジャムを作って保管したりという使い方も一般的です。
また、オシャレな見た目からか、今流行りのスムージーをガラス瓶に入れて飲むという使い方も、トレンドに敏感な若い女性の間で増えているのだとか。
キッチンにガラス瓶が並んでいるだけで、オシャレなカフェに来た感覚にもなりますね。機能と見た目を兼ね備えたガラス瓶は何個あっても、色々な用途に使うことができてとっても便利です。食卓に彩りを添える意味でも、中身が見えるガラス瓶は気分を上げてくれるのに一役買ってくれるかもしれません。
エルニーニョ現象だからといって、高い値段の野菜から遠ざかるのではなく、アイテムをうまく利用して栄養面にも気を遣っていきたいですね。
一人暮らしの人なら野菜をいつもより少し多めに購入して、ボトルサラダを作り置きしておけば、経済面でも栄養面でも得した気分で一石二鳥ですよ!