手元にあるグラスの氷が溶けて涼しげに鳴った。それと同時に銀色の髪をかき上げながら、リラックスした表情で“彼”がステージに上がってくる。ダンディなルックス。しかし、本人は飄々としていて、実に気さくだ。 ニック・ロウ。彼が昨年のゴールデン・ウィークに続き、今年もまた、ギターを抱えてやってきた。

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