今や伝説となったビヨンセの【コーチェラ・フェスティバル 2018】ヘッドライナー・コンサートが実現するまでの舞台裏に密着したドキュメンタリー映画『HOMECOMING: ビヨンセ・ライブ作品』が、2019年4月17日にNetflixオリジナルとして公開された当日の全米視聴者数が110万人だったことが明らかになった。ニールセン社のSVODコンテンツ・レーティング・システムが提供したデータに基づいている。
ニールセンが2017年10月に導入したSVOD(サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド)コンテンツ・レーティング・システムは、同社のテレビ・メーターが設置された全米4.4万世帯に導入されている音声認識ソフトを通じて視聴率を計測している。秘密主義で知られるNetflix社は、ニールセンのレーティングについて“正確とは程遠い”と過去にコメントしているものの、現時点で最も信頼性のある米国における視聴率計測法だ。
ニールセンが発表した数字によると、ドキュメンタリー公開当日の視聴者は63%がアフリカ系アメリカ人で、初週(7日間)で見ても55%だった。これはこれまで分析されたどのNetflixオリジナル作品よりも高い数字で、トップだった『BIRD BOX/バード・ボックス』の24%を大きく上回っている。一方、ヒスパニック系は15%で、アジア系は5%だった。
また、公開初週の視聴者は70%が女性だった。これも最近のNetflixオリジナル作品の中で最も高く、人気シリーズ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』シーズン6の66%、『BIRD BOX』の57%、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』シーズン6の54%よりも高い数字だった。年齢別に見ると、27%が35~49歳、43%が18~34歳、12%が2~17歳だった。
『HOMECOMING: ビヨンセ・ライブ作品』が公開された当日にリリースされたライブ・アルバムは、初週に3.8万ユニットを記録し、米ビルボード・アルバム・チャート”Billboard 200”で7位に初登場している。