東京芸術劇場 コンサートホールで【Fate/Grand Order Orchestra Concert performed by 東京都交響楽団】が、2019年4月3日に開催された。
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同公演は、 スマートフォン向けFateRPG『Fate/Grand Order』の楽曲を、同ゲームメインコンポーザーである芳賀敬太と『魔法使いの夜』でもおなじみ深澤秀行がリアレンジ、ドラマ『Woman』『anone』などを手掛けて来た音楽家の三宅一徳と、篠田大介、萩森英明の3人がオーケストラアレンジ。日本を代表する楽団である東京都交響楽団が演奏を、第一線の指揮者・竹本泰蔵がタクトを振るう盤石の布陣で行われた。
コンサートは美しいハープの音色から荘厳なサウンドへとつながっていく「Grand Order/カルデア (orchestra ver.)」のメドレー、「炎上汚染都市:冬木 (orchestra ver.)」と、先日リリースされたCDアルバム『Fate/Grand Order Orchestra Performed by 東京都交響楽団』に収録された楽曲で幕を開ける。今回は演出にプロジェクションマッピングが導入され、東京芸術劇場 コンサートホールがカルデアになったかのような近未来感を味わうことができた。
そこからオルガンとソプラノボイスの存在感が際立つ「人理の光 (orchestra ver.)」「邪竜百年戦争:オルレアン (orchestra ver.)」と物語序盤の流れを汲んだプログラムが展開されていく。これらの楽曲に加え、おなじみのバトル曲「集いし英雄/鋼の矜持/勝利 (orchestra ver.)」では“BATTLE FINISH”時の効果音が打楽器の迫力ある演奏で再現され、さらに「運命~GRAND BATTLE~ (orchestra ver.)」が披露されたところで、前半が終了した。
後半は「最果ての死闘~女神ロンゴミニアド戦~ (orchestra ver.)」や「BEAST II ~ティアマト戦~ (orchestra ver.)」など、1部第5章以降の楽曲が演奏されていく。終局特異点の思い出が蘇る「Fate/Grand Order (orchestra ver.)」「絆/蒼穹の未来(orchestra ver.)」のメドレーののち、ラストの「outbreak~FGO~ (orchestra ver.)」では、壮大なスケールの楽曲と、立体的なオーケストラサウンド、クワイアとボーカルの声に合わせ、プロジェクションマッピングで次々にサーヴァントが登場するという、ファン感涙の演出も繰り広げられた。
さらに、 アンコールではプロジェクションマッピングの演出付きで、大胆にアレンジされた「色彩 ~訣別の時来たれり~ (orchestra ver.)」が披露され大きな歓声が会場を包み込んだ。終演後には関智一演じるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトによる会場アナウンスで、当日の演奏を収録したライブアルバム『Fate/Grand Order Orchestra Concert -Live Album- performed by 東京都交響楽団』が、7月31日に発売されることがアナウンスされた。
なお、5月4日には追加公演も実施される。
◎リリース情報
CD『Fate/Grand Order Orchestra Concert -Live Album- perfomed by 東京都交響楽団』
2019/07/31 RELEASE
<完全生産限定盤(2CD+BD)>
7,000円(tax out)
<通常盤(2CD)>
3,500円(tax out)
◎ゲーム情報
FateRPG『Fate/Grand Order』(フェイト/グランドオーダー)
iOS/Androidにて好評配信中
(C)TYPE-MOON / FGO PROJECT