2018年2月10日、ケンドリック・ラマーが自身のライブでのスマホ撮影を禁止したと英ガーディアン紙が伝えた。理由は、「自身の貴重な“ブランド”を守り、(ライブ)チケットへの欲求を促進させるため」とのことだが、ライブ収益がミュージシャンの収入の大きな割合を占めることから、観客による撮影及びライブ映像の流出への対応に苦慮するアーティストは少なくない。
ガンズ・アンド・ローゼズ、アリシア・キーズ、そして古くは故プリンスなどがライブ中の観客による撮影を防ぐ対策を取っており、最近ではジャック・ホワイトが「100%の人間的な体験を提供したい」との理由からスマホの使用を禁止している。
ラマーもこの流れに乗ったものとみられていたが、米ビルボードがラマーの代理人に直接確認したところ、記事は“事実ではない”とのことで、ライブではこれまで通りスマホを使用しても構わないとの回答を得た。
ラマーは先週アイルランド・ダブリンから【DAMN.ツアー】の欧州日程を開始しており、3月にドイツ・ベルリンで最終日を迎える。