ギネスが認定、元リンゴ・スター所有の『ホワイト・アルバム』が最も高価なLPに
ギネスが認定、元リンゴ・スター所有の『ホワイト・アルバム』が最も高価なLPに
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 ギネス世界記録2017年版によると、リンゴ・スターの所有していたレコード『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』が、オークションで過去最高価格がついたLPとして正式に認められたようだ。

 このアルバム落札価格の新基準が打ち立てられたのは、2015年12月にジュリアンズ・オークション・ハウスで行われたオークションだった。35年以上もの間、リンゴ・スターの保管室に完全な状態でキープされていた“カタログナンバー:0000001”の初版盤に、79万ドル(約8,200万円)という桁外れの値がついたのだ。

 同落札価格は、エルヴィス・プレスリーのアセテート盤(レコード生産前の確認用ディスク)についた30万5,000ドル(約3,200万円)という、これまでの最高記録を優に凌ぐものだ。1968年の名盤『ザ・ビートルズ』の同レコード盤が出品されたのは、3日間かけて行われたリンゴと妻のバーバラ・バックによる私物オークションの中でのこと。同オークションによる収益は、リンゴの社会福祉慈善団体“Lotus Foundation(ロータス基金)”に寄付されたそうだ。ちなみに落札者の名前は明らかにされていない。

 なお、故デヴィッド・ボウイも今回、10年間不在だったギネスブックのページで蘇っている。英国でのアルバム・チャート・トップ100に、19枚(うち10枚はトップ40入り)を同時ランクインさせたとするギネス記録を打ち立てた。