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28日、関東甲信地方の所々で最小湿度が30パーセント未満に。空気が乾燥すると、花粉が飛散しやすくなったり、のどの粘膜の防御能力が低下して風邪などの感染症にかかりやすくなると言われています。空気の乾燥にご注意ください。

関東甲信地方で最小湿度が30パーセント未満 空気乾燥

28日、本州付近は高気圧に覆われ、関東甲信地方を中心に空気が乾燥しています。

28日午後3時までの最小湿度は、山梨県甲府市で17パーセントと、全国の観測点で最も低くなりました。また、東京都心の最小湿度は24パーセントと、2日連続で25パーセント以下を観測しました。

そのほかの関東甲信地方各地の最小湿度は以下の通りです。

<関東甲信地方 28日の最小湿度>(28日午後3時まで)

茨城県水戸市 26パーセント

栃木県宇都宮市 30パーセント

群馬県前橋市 32パーセント

埼玉県秩父市 23パーセント

千葉県館山市 25パーセント

神奈川県横浜市 31パーセント

長野県飯田市 23パーセント

28日午後4時現在も、関東甲信地方では、乾燥注意報が発表されている地域が多くなっています。火の取り扱いには注意してください。

【乾燥しているときに注意したいこと①】花粉の飛散に注意!

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まだまだ空気が乾燥しやすい日が多い季節です。空気が乾燥している日は、火の元以外にも気を付けたいことがいくつかあります。

空気が乾燥している日は、花粉が舞いやすくなります。さらに、

・風が強い日

・気温が高い日

・雨上がり翌日の晴れた日

などの条件が重なると、さらに花粉が飛散しやすくなりますので、花粉症の方は注意が必要です。

【乾燥しているときに注意したいこと②】かぜなどの感染症にも注意!

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また、空気が乾燥していると、かぜやインフルエンザなどにかかりやすくなると言われています。これは、私たちののどの粘膜には、体の空気清浄フィルターのような役割をしている「繊毛」というものがあります。この繊毛は、乾燥していると動きが鈍くなり、体の防御機能が弱くなって、かぜやインフルエンザのウイルスが体の中に侵入しやすくなってしまいます。

空気が乾燥しているときは、室内では加湿器を使うなどして適切な湿度(50~60パーセント)を保つことで、体の防御機能の低下を防ぐことが大切です。

併せて十分な睡眠とバランスの良い食事を心掛け、免疫力も高めるようにしましょう。

なお、適度な湿度を保つこと・十分な睡眠とバランスの良い食事をとることは、新型コロナウイルスの感染症対策にも有効とされています。

併せてしっかり手洗いをするなどして、感染症対策を心掛けてください。

※参考※

・首相官邸HP https://www.kantei.go.jp/

・厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/index.html