先週歴代洋楽チャート首位最長記録にタイとなったジャスティン・ビーバーの「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」を下し、ディミトリ・ヴェガス&ライク・マイクfeat.Ne-Yoによる「ハイアー・プレイス」がBillboard JAPAN洋楽チャート“Hot Overseas”の首位に立った。
2015年DJ MAG世界ランキング1位に輝いたベルギー出身の世界的EDM兄弟DJデュオ=ディミトリ・ヴェガス&ライク・マイクは、エアプレイで圧倒的な強さを見せ、1位の稲葉浩志に次ぐ2位に大ジャンプアップしたことが要因となり、自身初の洋楽チャート1位に輝いた。一方、ジャスティンはエアプレイ・チャートで前週からランクを上げ36位につけたものの、デジタル・セールス、ストリーミング、動画再生回数において、徐々にポイントを落しているため、今週2位に。3位に停滞している自身の楽曲「ソーリー」とも僅差でのランクインとなっており、来週はエアプレイやツイート・ポイントにおいて優っている「ソーリー」と順位が入れ替わる可能性大だ。
そして1960年代のデビュー以来、音楽界へ多大な影響を与え続けてきた孤高のアーティスト、デヴィッド・ボウイの訃報を受け、6位の「レッツ・ダンス」を筆頭に、関連楽曲がTOP20圏内に計7曲エントリー。エアプレイのみならず、デジタル・セールス、ツイート・ポイント、動画再生回数がバランスよく推移しており、今世紀最大のアーティストの死を偲ぶ多くのリスナーと代表曲の数々のエンゲージメントがあらわになっている。また、イーグルスの創設者の1人であるグレン・フライの突然の死を受け、来週はイーグルスの関連楽曲がエントリーすることが予想される。
デヴィッド・ボウイ関連楽曲以外に、TOP20圏内に初登場を果たしたのは、今週17位のモダン・ヴィンテージ・ソウル界の注目株ジャック・ムーヴスによる「ダブリン・ダウン」。ソウル・ファンのみならず、ロックやポップ・ミュージック・ファンも唸らせるモダンなサウンドでエアプレイ・チャートを上昇中で、早耳リスナーの中で話題となっている1曲だ。