アコースティックとエレクトロニクスがたおやかに交錯するサウンドと、ファルセットを駆使した翳りのあるナイーヴな歌声。エギル・オルセンが歌う世界観は、一度聴いたら忘れられない静かなインパクトがある。ホセ・ゴンザレスにも通じる内省的な雰囲気と、キングス・オブ・コンヴィニエンスにも匹敵するメロディのセンス。北欧ならではのひんやりとした質感は、何物にも代え難い。

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