金運上がる青空　のち　大雪恐れ・東北

東北に冬の嵐が訪れそうです。きょう8日の日中は広い範囲で晴れ間が出て、成人式や神社へのお参りにもまずまずとなりました。南岸低気圧が離れた後は強い冬型の気圧配置となる日が多くなる見込みで、大荒れや大雪の恐れがあります。

きょう8日午前の東北は広い範囲で晴れて成人式によい天気、牡鹿半島の南東端にある金華山でも正午ごろまでは柔らかな日差しが届きました。
「3年続けてお参りすると一生お金に困らない」と言われる金華山黄金山神社へ行くにもよさそうですが、女川町からフェリーに乗るにはいまひとつ。
というのも南岸低気圧の接近に伴って東よりの風が吹いて波が高まったため、船が大きく揺れたからです。
一方、冬型の気圧配置の時は西よりの風が強まりがちですが、意外と船酔いをそれほど心配せずにお参りできそうです。
(株)潮プランニングの持田耕明さんによると、女川町からの航路は西側にある山によって風が弱められるため、波の影響は少ないとのことでした。
真冬のお参りは、冬型の気圧配置の時の方が向いているかもしれませんね。

～9日　南岸低気圧の影響は?

●高波・強風
三連休最終日のあす9日、女川町からのフェリーは悪天候のため欠航となりました。
南岸低気圧に向かって吹く東よりの風が強まる見込みです。太平洋側の海上では警戒・注意が必要です。太平洋側南部の海はしけるでしょう。
●雨や雪
今夜は福島県や宮城県、山形県といった南部で雨が降り出し、内陸では雪が交じる見込みです。
9日昼過ぎにかけては東北の広い範囲で天気が崩れて、山沿いや内陸では湿った雪が降るでしょう。
平野部は雪より雨が降りやすく、9日朝にかけては南部で本降りとなる所もあるでしょう。
雪が降らなくても、道路がシャーベット状や凍結となることもありそうですから、運転はくれぐれもお気をつけください。
●夜　雪や雨の中心　日本海側へ
南岸低気圧は東へ離れた後、日本付近は次第に冬型の気圧配置になる見込みです。
雨雲や雪雲は日本海側が中心となり、夜遅くなるほど雨よりも雪が降りやすくなり、雷が鳴ることもあるでしょう。

10日頃～　強い冬型続く　大雪の恐れも

冬型の気圧配置が強まり、上空には今季一番の強さの寒気が流れ込む見込みです。
1ヶ月予報(～2/6)を見ると…
・気温:平年並みか低い
・日本海側の降雪量:平年並みか多い
となっており、この先は冬型の気圧配置となる日が多く、特に今月半ばにかけては強い寒気が居座ると見られます。
一年のうちで最も寒い時期に差し掛かりますが、寒さがいっそう厳しくなり、強い季節風や大雪による影響が出る日が増えてきそうです。
また、今シーズンは雪の降る量が少なく、積雪もなかなか増えない状態でしたが、ここで一気に降って平年並みとなることも考えられます。
短い期間にドッと雪が降ると、雪崩や落雪などの危険も増えそうです。
目先、注意が必要なのは特に寒気が強まる11～12日頃です。

11～12日頃 冬の嵐

日本海側では雪と風が強まって、大荒れとなる恐れがあります。局地的に降り方が強まったり、日本海側の雪雲が太平洋沿岸まで吹き抜けて、ふぶくこともあるでしょう。
気温も低いため、雪が降るとみるみるうちに積もることもありそうです。
雪や風による交通への影響が心配されますし、今シーズン初めて雪かきが必要になる所もありそうです。
今シーズンまだ一度も雪かきをしていない方は、お手持ちの雪かき用品を確認しておくと安心です。