三が日は気温が高い。九州や中国・四国は最高気温が所々で15度以上。2日は新潟や仙台なども10度超え。
この記事の写真をすべて見る暖かい空気流入
2日は、九州から関東まで太平洋側は晴れる所が多く、予想最高気温は13度前後。この時期としては平年より3度くらい高いでしょう。鹿児島は18度でポカポカと感じられそうです。その理由は、下の天気図を見るとわかります。本州の南には高気圧があり、日本海には前線を伴った低気圧が見られます。この低気圧に向かって流れ込む暖かい空気と日差しによって、気温が高くなるのです。シンプルに言うと、風は気圧の高い方から低い方へ吹きます(注意⇒実際、地上で吹く風は、地球の自転や摩擦力の影響で、気圧の高い方から低い方へ真っ直ぐ吹いているわけではありません)。北陸や東北の日本海側は曇り空で、昼前後から雨。新潟では最高気温が平年より4度くらい高い11度の予想です。これも南よりの風が少し強まるためです。新潟で10度を超えると12月23日以来10日ぶりのことになります。札幌は、きょう5日ぶりに真冬日から解放されましたが、あす2日の昼間は4度まで気温が上がり、ホッとできるでしょう。
3日も暖かさ続く
3日は低気圧が日本の東へ離れ、日本付近は冬型の気圧配置になります。太平洋側の各地と中国・四国、九州は大体晴れるでしょう。暖かい空気も残り、最高気温は福岡14度、高知16度、広島15度の予想。大阪や東京は13度くらいです。風向きが北に変わりますが、強くは吹かないため、日なたでは比較的暖かく感じられると思います。一方、東北から北海道の日本海側は雪で、最高気温は2日より5度前後低く、再び厳しい寒さになるでしょう。
太平洋側は晴れ
4~5日にかけても、太平洋側は大体晴れそうです。6日は東シナ海で前線が発生し、次第に東へ進みます。九州から近畿で雲が広がりやすいでしょう。雨の降る所もありそうです。一方、東海や関東は7日頃まで晴れの天気が続くでしょう。この期間、日中の気温は九州でやや高いほかは、ほぼ平年並み。北風が強く吹く日もあり、寒そうです。日本海側は、東北から北海道で6日頃まで雪が降りやすいでしょう。
沖縄は暑い
沖縄は6日頃まで晴天が続き、気温がかなり高めです。那覇の予想最高気温は24度前後(この時期は大体20度くらい)で、昼間は薄着でも過ごせるでしょう。3日は夏日になるかもしれません。ちなみに3日の最高気温は、北海道旭川で氷点下3度、沖縄県石垣島26度の予想です。北と南でこんなにも差があるのですね。