台風12号は発達しながら北上。今日から明日、沖縄から奄美付近へ。日曜には九州に接近する予想。九州の早い所は日曜の午前中から大荒れとなる恐れ。月曜にかけて西日本の広い範囲で雨や風が強まる見込み。
この記事の写真をすべて見る日曜 九州で大荒れの恐れ 中国、四国、近畿、東海にも湿った空気が
台風12号は、暴風域を伴い、北上しています。きょう2日は沖縄の大東島地方で雨や風の強い状態が続くでしょう。3日(土曜日)には奄美地方で大荒れに。走行中のトラックが横転するほどの暴風が吹き、カミナリを伴った非常に激しい雨が降る見込みです。
そして、4日(日曜日)には「暴風域を伴ったまま」、九州にかなり接近して、上陸する恐れもあります。この台風の特徴は「コンパクト」つまり、暴風の範囲や発達した雨雲の範囲が狭いこと。そして、「動きが遅いこと(5日頃までは)」です。
接近前までは、台風があることが信じられないくらい穏やかな天気でも、近づくと急激に雨や風が強まって、外に出るのが危険な状況になることも考えられます。さらに、しばらく台風が同じような所に留まり、荒れた天気が5日(月曜日)の日中にかけても長く続く可能性があります。
九州の方は、食品の買い出しや、停電への備えなどの台風対策は、あす土曜日の日中には済ませるようにしてください。避難が必要になった時のために、持ち出し品の確認や避難経路の確認もなさってください。
さらに、台風周辺の湿った空気の影響で、中国・四国、近畿、東海にかけても、夕方から雨となり、雨脚の強まる所もありそうです。
月曜日 台風の影響 西日本の広い範囲に
5日(月曜日)には、九州付近から北東方向へと進む予想になっています。いまの所、予想される進路の幅はかなり広いので、中国地方をかすめるようにして日本海へ抜ける可能性もあれば、中国・四国・近畿にかなり近い所を進むコースも考えられます。いずれにしても、月曜日には、広い範囲で荒れた天気となると想定して、仕事などの計画は慎重に立てた方が良さそうです。