ラッパーの50セントがアメリカ最大のモータースポーツ、NASCAR(ナスカー)に進出するようだ。自身プロデュースのSMSオーディオ商品と、NASCARが主催するストックカーレースのトップ・カテゴリー“スプリント・カップ・シリーズ”のスワン・レーシング・チームとパートナーシップを結ぶという。
NASCAR.comによると、50セントのヘッドフォンおよびオーディオ商品が、ブランドン・デイビスが所有する同チームの車やドライバー・スーツを飾るスポンサーになるとのことだ。
50セントは声明にて、「スワン・レーシングと有望な所属ドライバー達は、SMSオーディオと完璧にマッチしているんだ。俺たちがオーディオ製品に情熱を持つのと同じように、彼らもレースに情熱を注いでいる。音楽を愛するNASCARファンは、俺たちのヘッドフォンを楽しんでくれるに違いない」と述べている。
また、今回のスポンサー契約には、2014年のNASCARレースに50セント自身が登場するといった条件も含まれているという。同ラッパーは以前にも同じような事を行なっており、昨年の【デイトナ500】でもレース前イベントに姿を見せていた。
NASCAR.comに対してデイビスは、「彼は車好きだね。強靭な車、速い車、高性能な車、魅惑的な車に夢中なんだ。それと、違った畑の人々から学んだことは、元から車やスピードに興味がある人でも一度レースを体験すると、すっかりNASCARレースの虜になるんだ。そうしてしまう何かがあるのは間違いないね」と話す。
2011年に“インセプション・モータースポーツ”としてスタートしたスワン・レーシングは、2014年には初めて2台を出場させるとのことで、ルーキーのコール・ウィットとパーカー・クリガーマンがそれぞれNo.26とNo.30でレースに出る。