CBSテレビのニュースショー『60ミニッツ』にて、インターネット販売大手Amazonのジェフ・ベゾスCEOが、ドローン(小型の無人飛行機)を使った小型小包の配送テスト中であることを明かした。

 デモビデオによるとドローンでの配送サービス“プライム・エアー”は、オンライン上で顧客が購入ボタンを押すと、発送センターでオクトコプターと呼ばれる小型飛行機が反応。その後、商品を拾い上げ、小さい黄色のバケットに入れて送り先への配送まで行っている。

 Amazonでは、このシステムによって30分以内に顧客へ届けることを目標にしているとコメント。しかし、本格導入には同社の技術開発と米連邦航空局(FAA)の法整備が必要で、今後数年は掛かる見通しだが、ベゾス氏は「トラックが道路を走るのと同じように、いつか“プライム・エアー”の輸送機が当たり前になる時代が来るだろう」と期待を寄せている。

 FAAは警察のほか、趣味の範囲で使用料を受け取らない場合に限りドローンの使用を認めているが、2015年までには商業使用の規則を設ける予定だ。