16歳の新人、ロードの「ロイヤルズ」が3週目のNo.1をマークした、10月26日付HOT100チャート。
安定したセールス、エアプレイ・ポイントを獲得し3週目の首位をキープした「ロイヤルズ」だが、同曲が収録されたデビューアルバム『ピュア・ヒロイン』も先週TOP3入りを果たし、今週も引き続きTOP10圏内をマークしている。アルバムからは、この「ロイヤルズ」のほかにも、80位に「チーム」、83位に「テニスコート」がランクインしている。
首位には返り咲かなかったものの、わずか僅差で2位まで再浮上したのはマイリー・サイラスの「レッキング・ボール」。この曲が収録されたアルバム『バンガーズ』が今週のアルバムチャートでNo.1デビューを果たし、アルバムリリース・ウィークに合わせて、エアプレイが上昇した。1stシングルの「ウィー・キャント・ストップ」も、先週の14位から11位までアップ、再TOP10入りは果たさなかったものの、見事な返り咲きとなった。
この2曲に続き、今週のHOT100チャートでは、14位に「23」、42位の「アドア・ユー」、87位の「ドライブ」など、アルバムから計6曲を100位以内に送り込んだ。ケイティ・ペリーの「ロアー」は3位にダウンしたが、マイリー同様、間もなくアルバムのリリースが控えているため、次週以降再び、TOPに返り咲く可能性も高い。今週はわずかな入れ替わりがあったものの、TOP10内は先週と変わらないメンバー構成となり、4位のアヴィーチーや5位のドレイク、8位のレディー・ガガなど、好調なセールス、ストリーミング、エアプレイポイントを獲得して、アップしている。
TOP10以下では、13位にジャスティン・ビーバーの「ハート・ブレイカー」が、先週の77位から大きく上昇。9月末から新曲を1週間に1曲ずつ10週連続で発表する企画の第一弾シングルで、ジャスティンはこの曲で14曲目のTOP20位入りを果たした。これまでのシングル曲には無いような、アダルト志向のスロウ・ナンバーで、90年代のR&Bを彷彿させるようなナンバーが、幅広い層に支持されている。世界65ヵ国のiTunesチャートでNo.1を獲得し、ビデオも制作予定。年末には新作映画の公開も控えていて、これからジャスティンの活躍が話題を集めそうだ。
今週の初登場一番人気曲は、17位のエミネムの「サバイバル」。16位にランクインしている「バーサク」に続く、ニューアルバムからの2ndシングルで、ゲームソフト「コール・オブ・デューティー:ゴースト」のテーマ曲に起用されていることでリリース前から話題を呼び、デジタルセールスが好調な出だしとなった。両曲が収録予定の8thアルバム『ザ・マーシャル・マザーズLP2』は11月の5日にリリース予定で、ゲストにリアーナやケンドリック・ラマーらが参加している。
19位にはワンリパブリックの「カウンティング・スターズ」、20位には、イマジン・ドラゴンズの「デモンズ」が再ランクインを果たした。イマジン・ドラゴンズの「レディオアクティブ」(15位)は、今週で登場59週目、次週で60週目を迎え、最長ランクインの記録を更新することが予想される。年間チャートでは、TOP5入りは間違いなさそうだ。