マドンナ、映画上映中のメールを注意され逆ギレ
マドンナ、映画上映中のメールを注意され逆ギレ
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 アメリカの映画館チェーン、アラモ・ドラフトハウス・シネマは、【ニューヨーク映画祭】で『12 Years a Slave』の上映中に携帯メールをしていたとされるマドンナの同劇場への立ち入りを禁止した。

 オスカー候補となる同作品が上映された日に映画祭に出席しており、スティーブ・マックイーン監督とも一緒に写真撮影をしたマドンナ。同監督の映画上映中にメールをし、それを止めさせようとした他のオーディエンスに食ってかかったというのだ。

 映画評論家のチャールズ・テイラーが、当日の劇場にいた一人から寄せられた話を公開している。

 「今夜の【ニューヨーク映画祭】での『12 Years A Slave』プレミアで私は、ジェイソン・リッター、『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』のJ・アレクサンダー、『THE WIRE/ザ・ワイヤー』のマイケル・K・ウィリアムズの3人組の後ろの席に座った。そこには、映画の前半中ずっとブラックベリーでメールし続ける黒いレースの手袋をしたミステリアスな金髪女性がいて、私の隣に座っていた女性がたまりかねて彼女の肩をたたき、携帯をしまうよう言ったところ、その金髪女性は“仕事なのよ……クソ女!”と罵声を浴びせたのだ。私は肩をたたいた女性に大声で“ありがとう!”と親指を立てて言った。残りの上映中、私はその金髪女性がどれだけ恥ずべき事をしたのかどうやって伝えようか考え続けていた。スタンディング・オベーション中、その金髪女性は逃げ出すと、J・アレクサンダーから“あれは誰だったんだ!?”と訊かれたジェイソン・リッターは同情するようにアイ・コンタクトし、床を見下ろした。すると大きく目を見開いた彼は、拾い上げた封筒を私たちやJに見せ、そこには“上映券2枚マドンナ”とあった。そして私たちが劇場の端を見ると、黒いレースの手袋の女性が壁に寄り掛かって立っており、それはまさしくマドンナだった。アメリカで最悪の人間だ」

 私語や携帯メールを慎むよう厳しいポリシーを持っているドラフトハウス映画館は、違反する客を退場させている。マドンナの振る舞いについての報告を受け、創始者でありCEOのティム・リーグは、「映画ファンに謝罪するまで、マドンナがドラフトハウスで映画を見ることを禁止する」とツイートした。

 後に、彼は冗談だとしたものの、それを実施するつもりがないとは言っていない。