「女性による暴力の場合は刃物を持ち出すぐらいでないと警察は対応してくれないが、日常的に命の危険にさらされている人は多い。肋骨を3本折られたり、気を失うまで殴られたり、寝込みを襲われたりすることを警戒して寝室の入り口にタンスを置いているという男性もいました」(森弁護士)
夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美さんは、「DVをする女性は精神的に不安定で、もともと暴力的な資質を持っている」と分析する。
「思い通りにならなかったときに何でも人のせいにしがち。外ではそれなりにいい顔ができるので、家族が唯一の攻撃対象になる。感情をコントロールできなくなると暴力で発散させてしまうんです」
◇DV妻に多い特徴
・美人である
・精神的に不安定である
・摂食障害や境界性人格障害などのこともある
・同性の友人が極端に少ない、親友がいない
・表面的な付き合いなら上手
・実親との関係が悪い
・就職しても仕事が続かない
・自尊心が強い
・自分の不幸をすべて夫や他人のせいにする
(池内ひろ美氏、森公任弁護士、森元みのり弁護士[森法律事務所]への取材をもとに編集部が作成)
※週刊朝日 2015年4月17日号より抜粋