一方、「Xperia Z5 Premium」は、Z5シリーズから新しく追加されたモデル。画面のサイズは5.5インチで「Z5」とあまり違いはないが、スマートフォン初といわれる4Kの解像度(3840×2160ピクセル)のディスプレーを搭載している。発売は他の2機種よりも遅い11月となる。クローム・ブラック・ゴールドの3色で販売する予定だ。

 ただ、これらはグローバル向けのもの。国内の発売日などの詳細は、今後各携帯キャリアを通じて発表される。

 ただ、今回の発表を受けて、ネット上では「Z5の発熱やバッテリーの持ちは大丈夫なのか」と懸念する声があがっている。「Z4」ではCPUが原因と思われる本体の異常な発熱とバッテリー機能の低下が指摘されている。今回の「Z5」も、「Z4」と同じCPUを積んでいるため、心配する声が少なくない。

 ソニーモバイルは、こうした懸念について「発熱の対策は、製品を出す度に毎回行っており、社内の基準値に達して出すようにしている。これはZ5も同じ」(広報)としている。また、バッテリーの持ちについては、「最大2日間動くように設計している」と説明する。ただ、発熱の問題はユーザーの使い方次第の面もあり、実際、市場に出てみないと、わからない部分もある。

 果たして、Z5シリーズはユーザーを満足させられるだろうか。

(ライター・河嶌太郎)