一方、イラストや似顔絵など、絵に関するスキルが人気なのが「SKIMA」というアプリ。SNSのアイコン用の絵や、結婚式用の似顔絵ウエルカムボードなど、イラスト・デザイン関係のスキルがよく販売されている。こちらはこの9月に本格スタートしたばかりのサービスなので、まだ販売スキルが他にくらべて少なめなのもポイント。イラスト関係に限らず、まだそこまで人気ユーザーが確立していない状態なので、競合相手が少ないのだ。参入するなら今がチャンスと言えるかもしれない。

 また、SKIMAはスキルが1000円~と比較的高めの金額から販売されているのだが、引かれる手数料は15%と、他のサービスより安めに設定されている。販売する側からするとありがたい仕組みなのだ。その分、販売に際しては審査を通過する必要があるが、本格的にスキル販売に取り組みたい人にはオススメだ。

 また、自分にはこれといった特技がない……なんていう人も安心してほしい。日常生活に使う、家事スキルも販売できるサービスがあるのだ。「エニタイムズ」は掃除や買い物、料理など、家事の手伝いを販売するサービス。部屋の掃除などは3000円程度からと、家事代行サービスと比べると安価に設定されている。ユーザーにとっては気軽に購入できるのがうれしいところだ。

 販売されているのは、掃除、料理、買い物のほか、家具の組み立てやペットの世話、さらには名刺整理なんていうものまで。これなら、特別なスキルがなくても販売者として参入することができそうだ。

 副業というと準備や手続きが大変なイメージがあるが、こうしたサービスを使えば気軽に第一歩が踏み出すことができる。あなたのスキルも、販売してみてはどうだろう。

(ライター・横田 泉)