「1人当たり100件の連絡先が保存されているとして、100人が感染すれば1万件の個人情報が流出してしまいます。これらの情報は出会い系やスパムメール、不正請求などのターゲットとなり、自分だけでなく電話帳に登録されている人も被害を受けてしまいます」

 では、これら不正アプリを見分ける方法はあるのだろうか?

■不正アプリから個人情報を守る3ステップ

 前出の高橋氏によると、インストールするときにちょっとした注意をすれば不正アプリによる被害を防ぐことができるのだという。高橋氏が推奨する「不正アプリから個人情報を守る3ステップ」を紹介したい。

▽ステップ1
ダウンロードはアップルストアやgoogle Playなどの、ベンダーサイトから行う

 人気アプリの“なりすまし”や無料で映画が見放題などのグレーゾーンのアプリでユーザーを騙して個人情報を得ようとするものも少なくない。これらの不正アプリのほとんどは個人や第三者が作ったwebサイトで公開されている。ダウンロードは信頼のおけるサイトから行いたい。

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