サンギータ/東京・町田の仲見世商店街にある専門店。商店街の商品や地場野菜などを使ったビリヤニ(900円~)が日替わりで味わえる。テイクアウトは前日までに要予約/お向かいの魚屋さんの大トロマグロを使ったフィッシュビリヤニ(1100円ライタ等別売り)。インスタグラムアカウント(@sangitabiryani)(撮影/福光恵)
サンギータ/東京・町田の仲見世商店街にある専門店。商店街の商品や地場野菜などを使ったビリヤニ(900円~)が日替わりで味わえる。テイクアウトは前日までに要予約/お向かいの魚屋さんの大トロマグロを使ったフィッシュビリヤニ(1100円ライタ等別売り)。インスタグラムアカウント(@sangitabiryani)(撮影/福光恵)

■「公式飲料」はコーラ

 彼らが固唾(かたず)をのんでビリヤニの到着を待つテーブルには、あらかじめ「スパイスとの相性がいい」(大澤さん)と、大澤さんが「公式飲料」に指定したコカ・コーラや、唯一の「公式付け合わせ」のライタ(ヨーグルトの一種)を用意。いよいよビリヤニが置かれると、またたく間に大皿2皿分がみんなの胃袋に収まった。

「肉はオイルで煮てあり、メインは米なのに、不思議といくらでも食べられる。お代わりをしようと思ったときには、もう皿が空ということも珍しくないですね」(30代の女性会社員)

 とくに大澤さんのビリヤニは、冒頭の食レポでも書いたバキューン&フワーンの独特の食感で、スプーンが進む進む。ふつうの店だと300~400グラムで満腹になるが、ここでは900グラム食べる人もいるらしい。

 自宅で気軽に食べたい人のために、テイクアウトや宅配の名店もご参考まで。すしにするか、ビリヤニにするか。そんな未来も夢じゃない。ビリヤニワールドへようこそ!

ジョニーのビリヤニ/おいしいカレーを求めてインド、パキスタンを放浪したオーナーが、金沢に開いた専門店。冷凍通販のビリヤニは、レンチンでパラパラ食感が再現/冷凍「ジョニー渾身の一杯 チキンのビリヤニ」(1100円)。https://j-biryani.com(撮影/福光恵)
ジョニーのビリヤニ/おいしいカレーを求めてインド、パキスタンを放浪したオーナーが、金沢に開いた専門店。冷凍通販のビリヤニは、レンチンでパラパラ食感が再現/冷凍「ジョニー渾身の一杯 チキンのビリヤニ」(1100円)。https://j-biryani.com(撮影/福光恵)

【大澤流マトンビリヤニの作り方】
厳選材料(一部)
・肉(冷凍マトン)
・スパイス
・ヨーグルト
・米

●5工程を別々に調理
(1)肉を大量のオイルで数時間煮てマトンコンフィを作る
(2)タマネギをじっくり揚げ、フライドオニオンを作る
(3)ビリヤニマサラ(ミックススパイス)を作る
(4)バスマティライス(インドのコメ)をゆでる
(5)ベース鍋に(1)~(4)を時間差で入れる
●ベース鍋のトマトとヨーグルトをミキサーに
●ベースのグレービー(カレー)を作る
●小麦粉で作った鍋の密封用粘土をふたに貼っておく
●ベースの鍋にゲランドの塩でゆでたコメを入れる
●鍋にふたをしたあと、アルミホイルでぐるぐるまきにして、いよいよ着火

完成!
温度の上がり具合で炊き上がりをチェック。できたら直ちに盛り付けていただきます!

~この日の食べ方~
大皿で盛り、できたてを食べる。付け合わせは、「すしのガリに当たる」(大澤さん)ライタと呼ばれるヨーグルト。ビリヤニにかけて味変して楽しむ

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