4月8日開幕の舞台「滝沢歌舞伎 ZERO 2021」第1部「桜の舞」で女形を演じた阿部亮平(左)と、ペアを組んで日本舞踊を踊った目黒蓮。同じく女形を演じた佐久間とどちらが好みかと問われた目黒が「阿部ちゃん」と答えたため、照れて顔をあおぐ仕草をする阿部(撮影/写真部・加藤夏子)
4月8日開幕の舞台「滝沢歌舞伎 ZERO 2021」第1部「桜の舞」で女形を演じた阿部亮平(左)と、ペアを組んで日本舞踊を踊った目黒蓮。同じく女形を演じた佐久間とどちらが好みかと問われた目黒が「阿部ちゃん」と答えたため、照れて顔をあおぐ仕草をする阿部(撮影/写真部・加藤夏子)

 第1部は、これまで通り大量の桜吹雪が舞う「ひらりと桜」で幕を開けるが、今年はその桜がピンクではなく、鮮やかなブルーに変更されている。その意味を問われた岩本は、「いまの状況で本当に最前線で戦ってくださっている医療従事者のみなさまへの感謝とエールの思いを込めまして、『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』から、青に」変えたと説明。300万枚の青桜は圧巻だ。

■ダテサマ、キューブアゲマス

 続く「みなさんのお気に入りのシーンは?」との質問には、深澤が「ちなみにどこがお気に入りでしたか?」とレポーターに質問返し。「聞きたい」の声がメンバーから次々に上がる。「My Friend」でのキューブのフライングが気になった、との答えにメンバーが一斉に、そのパフォーマンスを見せた宮舘を見ると、宮館が「お目が高いですね。ありがとうございます」と礼を述べて会場を湧かせる。

 空中に浮かぶキューブに腕と足の力だけでぶらさがって行なうパフォーマンスだけあって、「劇場入りさせていただいてからは、毎朝必ず、キューブとともに練習するようにしているので、日々、キューブのパフォーマンスのレベルが上がっていけばいいなと思っております」と毎日欠かさず努力を続けてきたことを明かした。その宮館を、深澤が「これはなかなか他のメンバーではできないんじゃないですか」と称えると、向井も「そんなダテサマ(宮舘)、チョットコッチキテクダサイ。キューブアゲマス」と、J.Y. Parkのものまねで称賛。ラウールが手を叩いて大笑いするなか、宮舘が「特大キューブをもらっているんですよ」と応じる一幕も。向井が「どこかしらの媒体使ってね。頼むよ!」と笑いを誘ってさらに盛り上げた。

■佐久間と阿部の女形、目黒のタイプは?

 同じお気に入りシーンの質問を「阿部チャングンソク何かありますか?」と深澤に振られた阿部は、「阿部チャングンソクってあだ名やめてもらっていいですか」と頬をふくらませながらも、「僕と佐久間は今年も女形に挑戦させてもらっていて、客席のみなさんをうっとりさせられるような舞ができたらいいなと思いながら舞わせていただいております。ぜひ注目してください」と自身の演目「桜の舞」をアピール。

 その舞で渡辺とともに男性役を務める目黒が、「二人がすごい綺麗で、こっちも気持ちをしっかりのせてお芝居できています。すっごい気持ちいいです」と称賛すると、ラウールから「めめ(目黒)はぶっちゃけ、どっちがタイプ?」との質問が。すかさず佐久間がそっと肩からかけたストールをはだけてアピールすると、目黒は佐久間を見つめて「もちろん! ……阿部ちゃんですね」と視線を阿部にスライドさせ、大きな笑いを誘った。照れた阿部が手のひらでパタパタと顔をあおいで熱を冷ます仕草をする一方、佐久間が大げさに肩を落としてみせると「いや、どっちもきれいですけどね」とフォロー。

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目黒「すごくきれいな顔してるなって」