4月8日開幕の舞台「滝沢歌舞伎 ZERO 2021」の第1部「ひらりと桜」の衣装で会見に登場したSnow Manの9人。(前列左から)向井康二、ラウール、岩本照、目黒蓮、渡辺翔太(後列左から)佐久間大介、深澤辰哉、阿部亮平、宮舘涼太。向井のボケに大笑いするメンバー(撮影/写真部・加藤夏子)
4月8日開幕の舞台「滝沢歌舞伎 ZERO 2021」の第1部「ひらりと桜」の衣装で会見に登場したSnow Manの9人。(前列左から)向井康二、ラウール、岩本照、目黒蓮、渡辺翔太(後列左から)佐久間大介、深澤辰哉、阿部亮平、宮舘涼太。向井のボケに大笑いするメンバー(撮影/写真部・加藤夏子)

 Snow Man主演の「滝沢歌舞伎 ZERO」が本日4月8日から、およそ2年ぶりに上演される。チケットは即完売、多くのファンが入手できずに嘆くほど人気の舞台だ。4月7日に行われたゲネプロと初日前会見からレポートする。

■映画は20億円を超えるヒット

 故・ジャニー喜多川氏が企画・構成・総合演出を務め、滝沢秀明の主演舞台としてスタートした「滝沢演舞城」を経て生まれた、和のエンターテインメント「滝沢歌舞伎」。滝沢の引退を受け、2019年から、滝沢秀明演出・Snow Man主演で「滝沢歌舞伎 ZERO」として新たなスタートを切った。

 歌舞伎だけでなく、ダンス、歌、名物の腹筋太鼓といったパフォーマンスか満載の第1部約75分と、鼠小僧次郎吉が姿を消した江戸の町を舞台に芝居が繰り広げられる第2部約50の、2部構成の舞台だ。

 昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、舞台での公演を断念。代わって公開された映画「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」は興行収入20億円を超える大ヒットとなった。

 そして今年。およそ2年ぶりに舞台「滝沢歌舞伎 ZERO 2021」として、いよいよ本日4月8日から上演が始まる。その初日前会見が、4月7日、東京の新橋演舞場で行われた。(以下、詳しく公演内容に触れる部分があります)。

■ラウール「キワキワでした」

 白と青の衣装に身をまとったSnow Manの岩本 照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒 蓮、宮舘涼太、佐久間大介の9人が、元気のよい挨拶とともに舞台に姿を見せる。

 レポーターに2年ぶりの劇場公演の初日を前にした気持ちを問われ、代表して答えた岩本の「この状況下で無事に初日を迎えられることを本当に楽しみにしていますし、たぶん実際にお客さんが入って、ってなったらその状況は今の想像をはるかに超えるトリハダものだなと思っているので、本当にゾクゾクするくらい楽しみにしています」という言葉から会見が始まった。

「ゲネプロの最後では、ステージに立っている喜びをみなさんから感じましたが、ラウール君は特に感極まっているような感じがした」と言われたラウールは、メンバーから飛ぶ「そうなの?」の声に「やめてくださいよ」と言いつつも、「キワキワでした」と照れ笑い。泣きそうなキワキワかと重ねて問われ、「うれしいなという思いが強いですね。本当に久しぶりなので。とにかくうれしいです」とまっすぐな答えで会場を湧かせた。

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演出で医療従事者へのエールも