アイドルグループ ロックバンド 関ジャニ∞
アイドルグループ ロックバンド 関ジャニ∞

 5月10日に48枚目のシングル「未完成」をリリースする関ジャニ∞がAERAに登場。レギュラー番組で即興ドラマにも挑戦している。AERA 2023年5月15日号から。

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「僕ら、関ジャニ∞で~す」

 撮影中、5人横一列に座りながら、村上信五がカメラに向かっておどけ、スタジオに笑いが起きた。撮影中も自然体。昨年、デビュー19年目を迎えた。

「グループは実家より実家。メンバーは家族で、ライバルで、戦友で……疎ましいときもあるけど、実家の安心感はすごい。結局、一番眠れる、みたいな」

 そう語る丸山隆平が「僕にとっては楽しくて仕方ないドッグラン」と例えたのが、昨年からスタートした番組「関ジャニ∞の あとはご自由に」だ。

 ゲストが持ち込む設定に即興芝居で合わせ、一発勝負でドラマを作りあげる。ドラマや舞台で磨いた演技力、バラエティーで鍛えた瞬発力なくしては成り立たない、今の彼らだからこそできる企画だ。

「飛び込まないと何も生まれない」(丸山隆平)

「空気を読みつつ、読み過ぎても面白くない。そんな間をグループで学べるのはありがたい」(安田章大)

「結果がすべてじゃない。ゴールまでの道のりを楽しむのも番組の醍醐味(だいごみ)。瞬発力で挑むしかないから常にしんどいけど、楽しいですね」(大倉忠義)

AERA 2023年5月15日号
AERA 2023年5月15日号

「むちゃくちゃ疲れます。自分の引き出しがどれほどのもんか試されている気もして。でも、しんどい方が『生きてるな!』という感じがするし、面白いんです」(横山裕)

「しんどい方が面白い」精神は、5月10日に発売される新曲「未完成」にも当てはまるかもしれない。

 カップリングには彼らの妹分、キャンジャニ∞の約8年ぶりの新曲を収録。秋元康氏作詞、TAKAHIRO氏振り付けという布陣で、彼女たちも関ジャニ∞同様、さまざまなプロモーションを行う。

「8年ぶりで恵まれてますよね。ただ、こんなに稼働すると思ってなくて、だいぶしんどいらしいです(笑)。次いつ会えるか分からない。ぜひこのタイミングで会いに来てください」(安田章大)

(ライター・大道絵里子)

AERA 2023年5月15日号