AERA 2023年3月6日号
AERA 2023年3月6日号

 3月3日公開の「映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」で声優に初挑戦する永瀬廉さんがAERAに登場。演じる仕事はチャンスが大きいと感じているという。AERA 2023年3月6日号から。

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 ドラマや映画作品への出演を重ねて、役者として評価を確立してきた。「映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」で声優に初挑戦した。

「最近、僕の声を褒めてくれる方が多くて、声優に興味があったタイミングでお声がけいただいたのでとてもうれしかったです。勝手に運命を感じました(笑)」

 初めての声の演技は「難しかった」というが、「また挑戦したいか?」と尋ねると、前のめりに「めちゃくちゃやりたいです!」と答えた。

「掴めたものはたくさんあるので、絶対にまたやりたいです。『すぐに』というのは言いづらいので(笑)、頭の片隅に置いていただけるくらいのボリュームで、『オファーを待ってます』と伝えたいです」

 俳優の仕事は「チャンスが大きい」という。

「映像作品を観て僕のことを知ってくれたことがきっかけで、King & Princeにハマってくれた人が多い実感があります。だから、僕にとっては一石何鳥にもなるやりがいのある仕事です」。続けて、「ダントツで好きな仕事はライブです」と言い切った。

「人が来てくださらないとライブは成立しないので、『ファンの方を大切にしたい』という気持ちはずっと変わっていません。僕は、(中島)健人くんみたいにザ・王子様なキャラクターではないので、王道のアイドルとは少し違うのかもしれない。どうしても素が出てしまいます」

「そのスタイルが楽だし、性に合っているんです」と微笑みながらも、ファンへの想いをさらに明かした。

「ずっと好きでいてもらえたらうれしいですが、僕の素が出た言動を嫌いになってしまったら、仕方ないと思っています。だからこそ、今、僕のことを好きでいてくれる人を大切にしたい。それはずっと変わっていません」

(ライター・小松香里)

AERA 2023年3月6日号