竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長
竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

「コンビニ百里の道をゆく」は、53歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

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 寒さが続きますね。体調を崩す方もおられるかもしれません。働く人にとって健康管理も仕事のうち。私も仕事の質を上げるために健康は欠かせないものと考えています。

 三菱商事の社長秘書時代は、一度海外出張中におなかを壊してしまい、大変な目に遭ったことがありました。以来おなかを壊さないようにと、初めての国に行くときには必ず、栄養補助食品を日本から持っていきました。秘書という立場上、体調を崩すわけにはいきません。本当は現地のものを極力食べたいのですが「これは下手するとあたるかも」と思うものは避けていました。

 仕事でも遊びでも、大事なのは「前始末」だと思います。たとえば明日釣りをする。前の晩から道具の手入れなど準備を万全にすれば、その時間がより充実したものになります。

 体調管理も同じで、日頃から適度な運動をして、暴飲暴食をしないよう心がけています。体調万全で取り組めることが、仕事や遊びの充実感につながりますし、自分が体調万全で健康的に仕事や遊びに熱中できることが、周りの皆にも余計な気遣いをさせないことにつながります。

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竹増貞信

竹増貞信

竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

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