グローバルボーイズグループ INI (c)LAPONE ENTERTAINMENT
グローバルボーイズグループ INI (c)LAPONE ENTERTAINMENT

 デビューから1年あまり、ファーストアルバム「Awakening」をリリースする。総勢11人のグローバルボーイズグループが、思いを語った。AERA 2022年12月19日号から。

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――12月14日にリリースするファーストアルバム「Awakening」は、「第1章の集大成」だという。

佐野雄大(以下、佐野):3枚のシングルでそれぞれが自分の声の出し方を模索してきました。このアルバムでは新しい声をいろいろな場面で使っています。これまでにない曲調も含めて聴き応えのある作品になったと思います。

西洸人(以下、西):僕は、歌やラップはINI結成前は経験したことがありませんでした。これまでのシングルではリクエストに応えるのに時間がかかったこともありましたが、日々試行錯誤して、自分なりの歌やラップのスタイルを発見する経験を積み重ねてきました。今回のアルバムでは、ラップの作詞にも関わらせていただきました。知らない世界を知っていくことが楽しいです。

――短期間で切磋琢磨し、成長してこられた理由はなんだろうか。

池崎理人(以下、池崎):木村(柾哉)リーダーのおかげです。例えば、リハーサル時に少しでも気になることがあれば、すぐに共有して修正までもっていってくれるし、練習の段どりもきっちり組んでくれる。柾哉くんがいたから、グループとしてここまでこられたんじゃないかな。

木村柾哉(以下、木村):デビュー間もないころは実は僕も切羽詰まっていて、練習を詰め込みすぎてしまったこともありましたが、徐々にペースがつかめてきました。リハーサルをするのでも、何をやるべきか全員がしっかり把握できるようにしたい。そして、楽しくできた方がいいと思うので、みんなが切り替えられるようにするのが僕の役割だと思っています。雰囲気(ふんいき)作りは、洸人と(尾崎)匠海が率先してやってくれています。

■個々の役割ができた

藤牧京介(以下、藤牧):理人が言ったように、柾哉くんは妥協がなくて責任感が強い。引っ張っていくというより、見ていると自然とついていきたくなるリーダーなんです。

松田迅(以下、松田):柾哉くんはグループの顔でもあるし、本当に頼りにしています。アルバムを作るうえでは、全員で歌うパートの音程のニュアンスや発音を合わせる打ち合わせを(高塚)大夢くんが仕切ってくれることが多かった。ありがたかったです。

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