オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で結成された、グローバルボーイズグループINIがAERAに登場。華々しいデビューから1年、進化を語った。AERA 2022年12月19日号から。
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リリースした3枚のシングルはオリコンランキングですべて1位を獲得。華やかな1年目となった。
「焦りの方が大きいです。例えば、K-POPのアーティストは長い下積みを経ている方も多い。僕たちはそれがなかったということもあり、他のアーティストの活躍を見ると、『もっと頑張ってINIを大きくしたい』と思う。まだこれからだと思っています」(後藤威尊)
「結成前まで、1人で活動していたり、学生だった人もいる。この1年でそれぞれがグループの一メンバーとして行動できるようになったと感じています」(許豊凡)
それぞれがダンス、歌、ラップといったパフォーマンスを磨く中で、一体感が増したという。
「11人いれば価値観もさまざまですが、何かあれば『話し合ってみよう』『お互いをフォローしよう』という想いがみんなにあります」(田島将吾)
「自分と違う価値観にも寄り添うことを意識しています」(尾崎匠海)
個性豊かな11人は、だが、11人でひとつの生命体のように見せるシンクロ率の高いパフォーマンスが魅力だ。
「お互いをリスペクトしているからこそ、調和できるんだと思う。自分が頑張っていた時にカメラに映っていないと悔しさは感じますが、『次、頑張ろう』とすぐに切り替えられます」(松田迅)
「『目立ちたい』という気持ちもありますが、グループを第一に考えるようになった。悔しさを努力につなげて、作品を面白くしようという心の余裕がみんなに生まれたと思います」(後藤)
デビューからの1年間、集大成である1stアルバム「Awakening」にはINIの進化が詰まっている。(ライター/小松香里)
※AERA 2022年12月19日号